【札幌記念】フィエールマン陣営を直撃「やはり小回り二千ってのが鍵」

公開日:2019年8月13日 17:00 更新日:2019年8月13日 17:00

 日曜はこの夏最大のレース、札幌記念。ワグネリアン、フィエールマン、ブラストワンピース、ペルシアンナイトと4頭のGⅠ馬が激突する。ほかにも重賞ウイナーがズラリ。北の地がアツくなるのは必至だ。

 フィエールマンは昨秋、わずかキャリア4戦目で菊花賞馬に輝いた。今春の天皇賞で2つ目のビッグタイトルを獲得。後半戦はここから凱旋門賞へ挑む。陣営に意気込みを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ――天皇賞を快勝。その後の調整過程を教えてください。

手塚調教師 レース後はノーザンファーム天栄へ放牧。7月25日に函館に入厩したよ。中間は順調に調整できている。

 ――1週前追い切りはルメール騎手が駆けつけてウッド4F55秒6―40秒6、1F12秒9でした。

ルメール騎手 ちょうど良かったですね。フットワークも力強かった。息も入って反応も良かったです。単走でも集中して走れてましたよ。ゆっくりでも、すごくリラックスしていた。大きくなってパワーアップもした印象。休み明けは心配いらないと思います。

手塚師 ちょっと遅かったね。ルメールを乗せるといつもちょっと遅くなる。もっと行っていいって言ったんだけど。小回りで慎重になったのかな(苦笑い)。まあ、日曜日(11日)にやって態勢は整うかな。お休みしてたけど、体つきは太くないしね。中身はまだ重いけど。

 ――強敵揃いの一戦になります。

ルメール騎手 AJCCの時、ちょっと忙しかったんですよね。だから距離だけです。二千メートルだと道中ちょっとプッシュしながらじゃないといけないかも。それでもリズムが戻ったらピュンと行きますから。絶対能力が違うから勝つ自信はありますよ。

手塚師 やはり小回り二千ってのが鍵になるだろうね。でも、エンジンがかかればいい脚を使うから。まだ一緒に走ったことのないワグネリアンとやるのは楽しみだよ。

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