【小倉記念】メールドグラースGⅢ3連勝 やがて壁は訪れるのか

公開日:2019年8月5日 17:00 更新日:2019年8月5日 19:41

 サマー2000シリーズの第3戦、小倉記念を勝ったのは1番人気に推されていたメールドグラースだった。

 今年1月に一千万クラス(現2勝クラス)を勝って4連勝を決めていた充実ぶりは本物だった。

「変な格好をしてしまっていいスタートを切れなかった」と川田が話したようにゲートはスムーズではなかったが、ロスは最小限に抑えながら前半は後方を追走。勝負どころからは馬群が密集してスペースがなく、4角から直線は外へ持ち出すしかなかったが、そこからが真骨頂だ。

 大外から一完歩ごとにグイグイ伸びて先行勢をとらえると、最後は猛追してきたカデナを首差封じてのフィニッシュ。トップハンデの57・5キロを背負ってもその末脚に陰りはなかった。

 これで連勝は“5”に。特に直近3走は二千メートルのGⅢを3連勝したとことになる。

 実はこれが珍しい記録なのだ。過去に二千のGⅢ3勝馬(4勝以上はいない)といえば、この小倉記念でお馴染みだったメイショウカイドウや、函館記念を大の得意にしていたエリモハリアー。他にもマイヨジョンヌやサイレントハンターなど数はいるが、3連勝となると、JRAの長い歴史上でも初めてか。

 新潟大賞典54キロから前走の鳴尾記念56キロ。そして今回の57・5キロと斤量は増え続けた。それでもブッコ抜き続けたのだから、壁らしい壁はなかったということだ。

 ただし、今後となるとどうか。前記の重賞3勝馬の大半はGⅡになると結果を出せずじまい。結局、“GⅢレベル”のままで競走生活を終えてしまっていた。

 秋はステップアップした舞台に挑むであろうメールドグラース。もちろん、メンバーがさらに強くなる。そこが試金石になってくるのは間違いないが、GⅡでも結果を出すことができれば、さらにその先、GⅠの大舞台でも楽しみが出てくる。

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