亀井記者の血統ロックオン

【亀井の日曜競馬コラム・ユニコーンS】

公開日:2019年6月15日 16:45 更新日:2019年6月15日 16:45

 亀井記者は血統を深く読み込み、高配当をもたらしてきた。東京GⅠではNHKマイルC、ダービーの3連単41万、19万馬券をズバリだ。3歳ダートの争いも任せろ。

 先週日曜の安芸Sを制したエアアルマス。デビュー12戦目で初のダートだったが、4馬身差の圧勝だった。父はマジェスティックウォリアー、母の父がエンパイアメーカー。いかにもな米国血統。適性の高さが即、結果につながった。

 このユニコーンSにもダート替わりで楽しみな馬がいる。ワイドファラオだ。

 デビューから5戦すべて芝。2走前のニュージーランドTでは重賞タイトルを獲得した。ただし、血統的な字面を見ればダート色が強い。

 父ヘニーヒューズは米国産で、現役時代はGⅠキングスビショップS(7Fダ)など重賞4勝を挙げた。引退後は母国で種牡馬生活に入り、13年に日本に輸入されている。

 国内で出走した産駒は芝15勝に対して、ダート138勝。16年のフェブラリーSを制したモーニンなどがおり、明らかにダートでこそ。

 父系に加えて母の父アグネスタキオンも実はキーポイントになる。

 “タキオンでダート?”と思うかもしれない。ところが、産駒は芝595勝、ダート361勝。決して芝オンリーではない“両刀遣い”なのだ。

 実際、ダート重賞5勝のノーザンリバーなど砂向きの馬も多く輩出。このユニコーンSでは11年①着アイアムアクトレス、12年②着オースミイチバンと2頭の連対馬も出している。さらに、ワイドと同じ母の父タキオンでいえば、15年の勝ち馬でダート重賞5勝のノンコノユメがそう。

 思えば、タキオン自身が500キロ近い大型馬で筋肉質のタイプ。力の要るダートへの適性が高かったということ。

 ワイドファラオも500キロ前後の大型でパワフルな馬体。父、そして母の父から受け継いだ血は芝よりもダートでこそ生きてくる。

 初めてのダートでどこまで強さを見せるのか。芝GⅡを制した能力の高さからも楽しみしかない参戦だ。

亀井辰之介

亀井辰之介

メーンレースまでの稼ぎ場をあらゆる角度から徹底的にリサーチ。ピックアップした推奨レースに鋭い視点で切り込んでタマを何倍にも増やしていく西のスナイパー。

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