北海道本紙 木津 突撃馬券

【函館本紙・木津の日曜函館11R】

公開日:2019年6月15日 17:00 更新日:2019年6月15日 17:00

 このレースで1番人気が勝ったのは11年のカレンチャンが最後。12年にはあのロードカナロアでさえ②着に負けた。

 週末の崩れる天気予報も、波乱に拍車を掛けそう。そこで今年の主役にペイシャフェリシタを指名する。

 その重巧者ぶりを中垣助手はこう話す。

「中山の春雷Sを(千二)1…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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