【エプソムC】降級制度廃止が生んだ大波乱 4歳2頭で万馬券

公開日:2019年6月10日 17:00 更新日:2019年6月10日 17:00

①着レイエンダペースを読んで2番手につけたルメールのうまさ ②着サラキアは昨年までなら…

 エプソムCはダービー馬レイデオロの全弟レイエンダがV。待望の重賞初制覇を決めた。

 ②着にはサラキアが逃げ粘り、5番人気=7番人気の組み合わせで馬単1万20円。メンバー中、2頭しかいなかった4歳馬同士での万馬券決着となった。

 新制度がもたらした波乱でもあったか。

 夏競馬から4歳馬の本賞金が半分になる“降級制度”が、今年から廃止された。

 昨年までなら、レイエンダは本賞金2600万円→1300万円で3勝クラスに降級。同じ週の多摩川S(3勝クラス、芝千六百メートル)に出走していてもおかしくなかった。

 本賞金1950万円のサラキアに至っては2勝クラスへ2階級下がっていただけに、別定の重賞に使ってくる可能性はかなり低い。

 そんな経緯のあった4歳馬2頭でワン・ツーだから興味深いし、世代レベルの高さをあらためて示した結果といえよう。

 また、レイエンダに関しては陣営の工夫と鞍上ルメールの腕が呼び込んだ勝利でもある。

 近走はスタートで行き脚がつかなくなっていたこともあって、今回は急きょチークピーシズを着用。その効果はてきめんで、楽に先頭をうかがうポジションを取れた。

 内からサラキアを行かせると、2番手に収まって追走。前半5F63秒9の超スローでレースの上がりが32秒9だから、後ろからはまず届かない。

 これを大名マークで直線も馬場のいいところを選べたから、完璧なレース運び。自身の上がりは、メンバー最速の32秒7でまとめて、4分の3馬身抜けたところがゴールだった。

 確かに展開が有利に働いたとはいえ、その状況をつくった陣営と鞍上の手腕、それに応えられる能力があったからこその勝利。血統的背景も含めて、秋の飛躍がいよいよ楽しみになった。

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