【安田記念】インディチャンプ初戴冠 “持ってる”音無師GⅠ10勝目

公開日:2019年6月3日 17:00 更新日:2019年6月3日 17:00

「GⅠウイナーにふさしい立派な走りだったと思います」

 インディチャンプで安田記念を制した福永だ。

 確かに2強がスタート直後に受けた不利は大きかった。ただし、“運も実力のうち”という言葉があるように、全能力を発揮できてこそ勝利は掴み取れるもの。

 実際に、フロック視はできない走り。普段なら後手に回ることが多い発馬が決まり、好位インで脚をためるだけためる競馬ができた。

 これも成長のひとつなら、そこから上がり3F32秒9の末脚を繰り出してV。勝ちタイムは12年ストロングリターンが記録したレースレコードを0秒4も更新する1分30秒9。“2強”の敗因に目が行きがちだが、強く勝っているのだ。

 運もあった。今年から降級制度の廃止は間違いなく味方している。4歳勢は本賞金が半減しないため、重賞勝利ひとつで出走が可能に。昨年までなら賞金除外を考慮し、前哨戦に全力投球せざるを得なかったところを余裕残しで使い、ピークをGⅠに持ってこれたということ。これらが噛み合っての勝利といえよう。

 また、管理する音無師は、この勝利でGⅠ10勝目。振り返れば、初GⅠは06年高松宮記念オレハマッテルゼで4番人気なら、初クラシック勝利の07年皐月賞は7番人気ヴィクトリーで、この3連単は162万馬券。09年天皇賞・秋のカンパニーは5番人気で単勝11・5倍なら、昨年の宝塚記念のミッキーロケットは7番人気で13・1倍。そして今回も――。

 一番“持ってる”のは音無師だったのかも。

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