木津のジョッキー直撃!

【安田記念】②着はいらない 戸崎アエロリット先頭ゴールだ

公開日:2019年6月1日 17:00 更新日:2019年6月1日 17:00

 今年、戸崎は先週終了時点で48勝、②着43回の好成績。相変わらずの腕達者ぶりを見せ、2位の三浦に6勝差をつけて関東リーディングに立っている。

 重賞も共同通信杯=ダノンキングリー、阪神大賞典=シャケトラ、フローラS=ウィクトーリアと3勝。中身も濃い。

 だが、もう一歩届かないのが、GⅠのタイトル。

 天皇賞・春はグローリーヴェイズで猛追しながらも、フィエールマンとのたたき合いに後れを取って②着まで。先週のダービーも万全の態勢で直線に向きながら、ロジャーバローズに驚異的な粘り腰を繰り出され、惜しくもダービージョッキーの称号を手にできなかった。

 天皇賞、ダービーともに勝ち馬との差はわずか“首”。悔しさもひとしおだろう。

 それだけに今回にかける思いは並々ならぬものを感じる。

「自ら引っ張って、後続の脚を封じるパターンも」

――昨年の安田記念は②着でした。振り返ってください。

戸崎騎手「その前のヴィクトリアマイルにも乗せてもらって④着。安田記念の時は馬が良くなっていたので、自信を持って乗りました。レースでも前に壁をつくってリズム良く運べたので、早めに仕掛けました。負けはしましたが、最後までしぶとく伸びてくれましたよ」

――今週の追い切りにはまたがりませんでしたが、外から動きを確認していましたね。どのような印象を受けましたか。

「大きなフットワークで躍動感がありましたね。雰囲気の良さを感じました。のびのびと走っていて、実戦で乗るのが楽しみになるような動きでした」

――どのようなレースをイメージしてますか。

「アエロにとって何よりも大事なのはリズム。リズムを大切にしていきたいです。だから、展開次第で自ら引っ張っていって、後続の脚を封じるパターンも頭にはありますよ」

――それでは意気込みを。

「1年ぶりに乗れるのは本当にうれしいこと。昨年はボクもアエロも②着で悔しい思いをしました。アーモンドアイには一度乗せていただいて背中を感じて、強く素晴らしい馬だと知っています。でも、アエロもGⅠ馬ですからね。信じて思う存分戦ってきます。それで、雪辱を果たせればと思っています」

ワンポイント

 戸崎はこれまでJRA重賞で50勝。その競馬場別は次の通り。

札幌=1勝 函館=1勝
福島=4勝 新潟=4勝
東京=18勝 中山=12勝
中京=2勝 京都=4勝
阪神=4勝 小倉=0勝

 東京が最も多い。

 南関東所属時に初タイトルとなったグロリアスノアでの10年武蔵野S、初GⅠのリアルインパクトでの11年安田記念もここだった。

 13年にJRA入り後も量産。2、2、2、5、1、2、2勝と毎年、積み重ねている。

 GⅠは11年安田記念とストレイトガールでの15、16年ヴィクトリアマイル連覇。3勝を挙げており、いずれもマイル戦だ。ここも――。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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