木津のジョッキー直撃!

【オークス】14年の再現Vだ 岩田康シャドウディーヴァ大仕事

公開日:2019年5月18日 17:00 更新日:2019年5月18日 17:00

「この2週でピークに持ってこれたんじゃないか」

 岩田康とシャドウディーヴァの初コンタクトはデビュー2戦目、2歳未勝利戦の追い切り(10月24日)だった。

 坂路4F51秒8―38秒0、1F12秒7の好時計。追われる現オープン馬のマドラスチェックを追走し、軽く仕掛けただけで併入に持ち込んだ迫力満点の動きに、こう話してくれたのを覚えている。

「凄い能力を秘めてるわ。来年のオークスはこれやな」(笑い)

 その未勝利戦は②着、手が戻った今年もフリージア賞は休み明けもあって③着。フラワーCはコース形態と距離不足で④着と惜敗を続けた。しかし、フローラS②着で何とか大舞台への最終切符をもぎ取った。

 シャドウが所属する斎藤誠厩舎とは14年ヌーヴォレコルトで制している名コンビ。再現なるか――。

――フローラSでは鼻差の②着。
岩田康騎手「道中はうまく立ち回れたんやけど、直線で前があかなくて。ようやく進路ができたのは残り1Fあたり。抜けてきた時は勝ったと思ったんやけどな。負けたのは悔しいけど、権利を取って最低限の仕事はできたわ(苦笑い)」

――ここ2週、ケイコをつけに美浦へ。1週前は上がり重点のウッド4F50秒8―36秒8、1F12秒4。3頭併せで最先着でした。
「反応が鋭かったし、体も膨らんでいたね。毛ヅヤも良くなっていた。さらに上向いているなと感じたよ」

――今週も手加減することなく3頭併せ。5Fからしっかり時計を出して5F67秒7―39秒1、1F12秒6をマーク。
「まったくの馬なりで無理してないけど、ラスト1Fでボンッと行ってくれたよ。最後、無理しないよう外とは同時入線だったけど、反応は凄く良かった。気持ちもほどよく乗ってたしな。この2週でピークに持ってこれたんじゃないかな」

――目指していた大一番にたどり着きました。楽しみですね。
「そやな。初めて乗った頃は筋肉が付き切っていなくて、線が細くて素質だけで走ってた。緩さもあったし。それが今は同じ体重でも別馬みたいなシルエットになってる。密かにヌーヴォ(レコルト)ぐらい走ってくれるんじゃないかと期待してるんよ」

【ワンポイント】

 岩田康はこれまでJRAのGⅠを25勝。それを競馬場別に見ると次の通り。

 東京=8勝 中山=5勝 京都=8勝 阪神=3勝 中京=1勝

 東京と京都でトップを分け合っている。

 中でも目立つのが、クラシックディスタンスの東京二千四百だ。

 07、11、12年のジャパンCをアドマイヤムーン、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、12年のダービーをディープブリランテ、14年のオークスをヌーヴォレコルト。何と5勝も挙げている。

 さらに上積みを。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間