木津のジョッキー直撃!

【ヴィクトリアマイル】JRA最年長52歳柴田善と6歳デンコウアンジュ ベテランコンビが大仕事

公開日:2019年5月11日 17:00 更新日:2019年5月11日 17:00

 柴田善はデビュー35年目の52歳。JRA現役最年長ジョッキーだ。

 02~04年には3年連続で関東リーディングを獲得。ワールドジョッキーズシリーズを99、03年に優勝。先週までで2262勝、GⅠ9勝を含む重賞94勝と輝かしい数字を残している。

 GⅠ9勝のうち5勝は東京で挙げたもの。その得意舞台で行われるマイル女王決定戦。6歳の伏兵デンコウアンジュとともに、大金星を狙って静かに腕を撫している。

「気持ち、体力ともに充実してる」

――3走前のターコイズSで初騎乗。どんなイメージでしたか。

柴田善騎手「牝馬らしい繊細な面を感じたね。背中にどういう人間がいるのか探られているみたいで。レースは出たなりで進めて、それまで通り直線勝負。最後はあいたとこ、あいたとこへ入っていったよ。それにしても凄い脚だったよね」

――前走の福島牝馬Sは快勝。通じ合えた感じはしましたか?

「いやいや。人間の男と一緒で女性には“ハイ、ハイ”って従っていた方がいい結果が出るから(笑い)」

――レースでもそうですか。

「そう。馬場入りで歩かせて“さぁ、行きましょう”って気を損ねないように促して、返し馬もマイペースで。途中でダノングレースが動いてきた時も“ここじゃない、まだでしょ”って感じ。で、直線に入ってからはビュンと加速してくれた。ちょっと内にもたれたけど、気にならない程度。あれぐらいベテランになると競馬を知ってるんだね。オレは邪魔しないように掴まっていただけだよ(笑い)」

――ベテランコンビで一発を狙いたいですね。

「ハハハ。そうだね。オレも大きなケガをせず、ここまでやってこられた。人も馬も無事じゃないと続けていられないよね。アンジュも試行錯誤を繰り返して、うまく噛み合ってきたんだと思う。今、気持ち、体力ともに充実してるのは間違いない。前走あたりから攻め馬を強化してるって聞いてるしね。オレも負けないようにしないと(笑い)。アンジュ自身、一昨年このレースで②着に来てるんだから力は足りてる。邪魔しないようにエスコートできれば、チャンスはあるんじゃないかな」

何度も人気薄でV

 GⅠ9勝の人気は次の通り。

93年安田記念

 ヤマニンゼファー 2人

93年天皇賞・秋

 ヤマニンゼファー 5人

96年NHKマイルC

 タイキフォーチュン4人

98年天皇賞・秋

 オフサイドトラップ6人

00年高松宮記念

 キングヘイロー  4人

06年高松宮記念

 オレハマッテルゼ 4人

10年宝塚記念

 ナカヤマフェスタ 8人

12年エリザベス女王杯

 レインボーダリア 7人

14年安田記念

 ジャスタウェイ  1人

 1、2番人気は1頭ずつ。6頭は単勝が1000円以上ついて、オフサイドトラップは4240円、ナカヤマフェスタは3780円、レインボーダリアは2300円だった。今回も――。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間