【ヴィクトリアマイル】伏兵カンタービレ急仕上げの前走たたき上積み特盛

公開日:2019年5月8日 17:00 更新日:2019年5月8日 17:00

 5カ月ぶりの阪神牝馬Sは⑥着とはいえ勝ち馬と0秒1差。「少し急仕上げ気味だった」と陣営が話したうえに、未勝利戦(②着)以来となるマイルだったことを思えば、今回につながる内容だった。

 前走後は放牧に出さずに在厩で調整。1週前の先週木曜はCウッドでラスト1F11秒4の鋭い動きを見せ、さらに5日の日曜には坂路4F55秒5―12秒8をマーク。ひとたたきしたことで、目に見えて反応が良くなってきた。

 今週は坂路で単走。輸送も考慮されて終始、馬なり調整だが、道中の走りは軽快そのもの。前進気勢が見て取れたのもいい。ラストは自然とピッチが上がって2F24秒2―12秒1と抜群の伸び脚だった。全体時計は4F53秒2。

 明らかに前走時より上昇。相当の上積みありと判断していいだろう。

○…けさは手綱を取らなかったが、M・デムーロが明るい表情で話した。「先週の動きは良かったですね。前回より良くなってる。この前は休み明けもあったし、スペースもなかった」。“東京千六は?”の問いには「距離はもう少しあった方がいい気もするけど、最近はスタートが良くなっている。スタミナもあるから」。2週連続のGⅠ勝利に期待を寄せていた。

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