新谷式レースレート 数字が走る

【NHKマイルC】圧巻の桜花賞は歴史的名牝と双璧 グランアレグリア強く勝つ

公開日:2019年5月3日 17:00 更新日:2019年5月3日 17:00

 前走レートの上位5頭を列記するとこうなる。

 グランアレグリア 120
 アドマイヤマーズ 114
 プールヴィル   113
 ヴィッテルスバッハ111
 ダノンチェイサー 111

 グランアレグリアが強く勝つ。

 まさに桜花賞は独り舞台と化した。走破時計の1分32秒7は桜花賞レコード。レースラップを見ればちょうど半分の後半4Fが45秒0で、そこから逆算するとグラン自身の後半4Fは推定44秒7! そしてラスト3Fが33秒3。5→3→1番手のポジション取りからこれだけの凄い脚力を繰り出されれば、他馬はノーチャンス。②着から⑤着までが0秒1差にひしめきあう中、2馬身半差をつけてしまったのも納得だった。

 ちなみに昨年の桜花賞アーモンドアイがレート121。そう、3歳春の現時点ではその歴史的牝馬に双璧とも言えるほどのレート、能力を示しているということだ。

 今回の東京マイルではデビュー戦で2歳競馬開幕の時季としては驚異的な1分33秒6の走破時計でV。さらにサウジアラビアRCは着差のつきにくいスローの競馬で3馬身半差もつけた。この高性能牝馬にとって舞台替わりはプラスにしか作用しない。ここも強さを再認識するのみだろう。

 さて相手だが、朝日杯FSでグランを徹底マークで負かしたアドマイヤマーズをまずライバル筆頭に。その朝日杯FSでの負けがあったからこそグランは桜花賞で早め進出だったわけ。ここもかぶされそうになれば同様か。それなら先行勢は潰されるイメージ。

 そこで▲に狙って面白いのはヴィッテルスバッハ。前走のニュージーランドTは逃げたワイドファラオがラスト3F33秒9の流れに持ち込んだ後傾ラップ。②着メイショウショウブも4角4番手だったように差し馬勢に一切、展開の利がない中、外回しで追い込んで③着だ。冒頭のレートでも4位タイが示しているように、相当な脚力ありと判断できる。先行勢がきつい流れになれば十分に馬券になっていい。

 馬券は馬単主体で。3連単は○、▲、そして注ダノンチェイサーを②着欄に据えたフォーメーションを組み立てる。

新谷学

新谷学

 競馬初体験は90年。ノーザンドライバーが勝った11月デイリー杯3歳S当日だった。
 友人に強引に連れられて訪れた京都競馬場。1点買いした最終Rで当時、枠連で1万6000円オーバーの的中。これが良かったのか、悪かったのか……。
 そこから競馬にどっぷりで、なぜか本紙を打っていた薮中記者に憧れを抱くようになり、某外国語大学を卒業しながらも、いずれはこの人と働こうと決意。
 仕事としての競馬場デビューはナリタブライアンが3冠達成を果たした94年菊花賞。馬柱デビューは翌年、タヤスツヨシがダービー制覇した週から。
 そしてたどり着いたのは“レースレート”だ。強い①着馬もいれば、弱い①着馬もいるし、勝ち馬より強い②着、③着馬だっている。それをレースごとに数値化したレートを用いて予想を組み立てている。記録、数字好きの方はぜひ参考に。

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