木津のジョッキー直撃!

【天皇賞】岩田康ユーキャンスマイル大仕事 春の盾3勝目へ

公開日:2019年4月27日 17:00 更新日:2019年4月27日 17:00

 先週、日曜東京メイン・フローラSでシャドウディーヴァに乗った岩田康の手綱さばきはまさに真骨頂だった。

 1枠2番の内枠を利してラチ沿いをぴったり回る省エネ走法。だが、直線は馬群が固まり、なかなか進路が見つからず。万事休すかと思われた。

 それを残り1Fでこじあけると豪快なアクションで追いまくって②着にのし上げてきたのだ。

「最低限の仕事はしたわ(苦笑い)」

 最後はウィクトーリアの末脚に屈したものの、オークスへの権利を奪取したのはさすがの一言。その鬼気迫る騎乗ぶりは昨春の天皇賞を勝ったレインボーラインを彷彿させるものだった。

 今年は上がり馬ユーキャンスマイルと臨む。08年にもアドマイヤジュピタで制しており、2勝の経験則から「勝機はある」と言う。

――ダイヤモンドSの1週前にユーキャンスマイルに初めてまたがりました。どのような印象を受けましたか。
岩田騎手「細長い感じ(笑い)。それでもしっかり動けて(Cウッド6F84秒0―37秒3、1F11秒3)、併せ馬で先着。能力を感じたね」

――レースも圧勝。
「道中は折り合いがしっかりついてたよ。直線の入り口では団子になったけど、進路を探す余裕があったぐらい。仕掛けてから反応が良すぎて、前の馬に乗りかかりそうになったのはご愛嬌ってとこやな(苦笑い)」

――今回も1週前追い切りにまたがりました。どんな感触でしたか。
「大きくなっていたね。長めからやった(7F97秒4―37秒9、1F11秒8)んだけど、全然反応が違った。仕掛けてからビューンだもの。この短期間で成長したんだね」

――少しモタれる面があったような気もしますが。
「そやな。でも、追い出してから真っすぐ走れてた。大丈夫だと思うよ」

――過去に2度、春の天皇賞を勝っています。いずれも勝負どころでひと呼吸待って仕掛けたイメージです。
「そう。あそこで待つことでしまいのひと伸びにつながるんよ。待てるかどうか、周りが動いた時に釣られずに鞍上の合図を待てる性格の馬かどうかが大事なんだよ」

――ユーキャンはどうでしょう。
「ホント、乗りやすい。折り合いの心配をしなくていいのは長丁場では大きな武器だよ。相手は一気に強くなるけど、乗りやすさと豊富なスタミナで勝負になるんじゃないかと期待してるんよ」

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間