【天皇賞・春】平成最後の大一番 穴馬の激走ある?厳選の穴馬3頭

公開日:2019年4月25日 17:00 更新日:2019年4月25日 17:00

 いよいよ平成最後の天皇賞馬が決まる。89年のイナリワンから昨年のレインボーラインまで、連覇4頭を含めて26頭が歴史に名を刻んできた。

 人気馬だけではない。03年は7番人気ヒシミラクルが菊花賞以来の復活劇を演じた。翌04年は10番人気イングランディーレが7馬身差をつけてまんまと逃げ切り。05年も13番人気スズカマンボが差し切り、3連単193万馬券が飛び出した。09年は12番人気マイネルキッツがGⅠで初重賞Vの快挙を達成。11年は7番人気ヒルノダムールが大阪杯勝ち後でも人気の盲点に。翌12年も14番人気ビートブラックが3角先頭から押し切り、3連単145万馬券だ。

 平成の30回で7番人気以下が6勝だ。最後の年も魅力たっぷりの穴馬がいる。

クリンチャー復活劇

 クリンチャーに復活ムードが漂っている。

 一昨年の菊花賞で②着に好走。昨年は年明けの京都記念で初タイトルを手にし、阪神大賞典③着からここへ。結果は4番人気で③着だった。

 秋はフランスに遠征してフォワ賞⑥着、凱旋門賞⑰着で、暮れの有馬記念も⑮着。今年初戦の日経新春杯も⑦着。最近の成績はパッとしない。

 とはいえ前走は見どころあり。8枠12番スタートで道中は中団外めを追走。勝負どころも外、外を進出して“オッ”と思わせたのだ。

 宮本師も「前回は頑張っていたね。ジョッキーは“(復活の)兆しがあった”と言ってたよ」と振り返る。

 見逃せないのが中間の上昇ぶり。すぐに乗り出されて先週はCウッドで7F98秒0―37秒7、1F11秒7。きのうも坂路4F52秒5―12秒6と2週連続でA評価の動きを見せた。

「1回使って良くなったね。馬体の張りが違ってる。京都は相性のいいコース。馬が自信を持って走ってくれれば」

パーフォマプロミス晩成型

 パフォーマプロミスは7歳とはいえ、キャリアは17戦。大事に使われ、昨年は日経新春杯、アルゼンチン共和国杯と2つのGⅡを制している。

 今年初戦の京都記念は0秒1差④着。手応え良く好位を進めて、直線では内から抜け出しかける場面があった。

 田代助手が話す。

「内の馬場の悪いところに入ったからね。上位勢は外から。それを考えればよく伸びていた」

 その後は放牧を挟んでここ目標に。3月21日に戻り、コース、坂路で入念に乗り込まれている。中間時計はきのうを含めて8本、仕上がりにはマル印がつく。

「以前みたく使ってもガタッとこない。活気があって、いい状態だよ。好位で流れに乗れればチャンスがあっても」

 過去にGⅠには2回挑戦。昨年の宝塚記念、有馬記念はともにフルゲート16頭で⑨⑭着に敗れてしまった。

 しかし、今回は13頭。自分のリズムで走れる可能性は高い。三度目の正直があるかも。

ロードヴァンドール粘り腰

 ロードヴァンドールは阪神大賞典で中身の濃い走りを見せた。

 直近の2戦が2ケタ着順ということもあり、11頭立てのブービー、10番人気だった。しかし、レースは大違い。

 スタートを決めたが、競り合う形で2番手に控えた。2周目の2角でハナへ。そのまま飛ばしたものの、今度は4角過ぎに外からシャケトラにかわされる厳しい展開。普通なら失速しても仕方ないところをしぶとく③着に踏ん張ったのだ。

 昆助手は「前走時は在厩調整でイチから立て直し。坂路でも2本乗ったりして。今はこの馬らしさが戻ってます。先週追ってから気合も乗ってきました。ノリさんも前走でかなり手応えを感じてくれたみたい」と話す。

 ベテラン横山典とは一昨年暮れからずっとコンビを継続。中日新聞杯で0秒3差③着すると、昨年の日経新春杯は首差②着。タイトルまであと一歩に迫っている。

 悪い時といい時を知り尽くして、ここへ。何とも怖い。

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