【天皇賞・春】菊花賞に続くまたフィエールマン、エタリオウの2頭か

公開日:2019年4月25日 17:00 更新日:2019年4月25日 17:00

 今年の天皇賞・春は2頭の4歳馬に人気が集中しそう。昨年の菊花賞で①②着だったフィエールマンとエタリオウだ。この2頭の着差は「鼻」。さらに1F延びてもフィエールマンが勝つのか、それともエタリオウの逆転か。ともに主戦は外国人ジョッキー。ルメールとM・デムーロに感触を聞いた。




エタリオウ 「スタミナがあるし、能力は高い」(M・デムーロ)

――日経賞②着を振り返ってください。
M・デムーロ騎手「メイショウテッコンが自分のペースで走り、ヨーイドンの競馬。あまり得意じゃない。それに久しぶりの分、最後の坂で苦しくなってました。でも、ステップレースとしてはいい」

――昨秋の菊花賞も惜しい②着。
「レースは良かったけど、鼻差で負けました。ペースが遅かった。ちょっとワンペースの馬だから残念。運がなかった」

――1週前追い切りに騎乗しました。
「“しっかりやってほしい”の指示。霧の中でしたが、良かったです。1回使ってだいぶ良くなりました」

――今週の坂路追いを見届けました。
「単走で馬なり。馬場が少し重かったし、これで大丈夫だと思います。調子は良さそう」

――②着が7回です。
「前回は少し出していったら噛んでいた。先頭に立つとフワッとする可能性も。難しいところはあります。最後につかまえる馬がいるのがいい」

――何とか結果を。
「スタミナがあるし、能力は高いです。京都は何回も走っているし、この条件は問題ない。平成は今年で最後。勝ちたいです。頑張ります」

フィエールマン 「前走時よりパワーアップしている」(ルメール)

――追い切りの感触は。
ルメール騎手「すごくいい動きでした。最後までずっと加速してくれましたね。とても走りたがっている感じ。彼のコンディションはちょうどいいと思います」

――前走のアメリカJCCの時と比べると。
「あの時は精いっぱい頑張ったけど負けてしまった。シャケトラは強かったし、こっちも久々だったから。今週の感触では当時よりパワーアップしているのを感じました」

――あれから3カ月ぶりとなります。
「間隔があいたのは心配ないです。同じ状況の菊花賞もクリアしてくれたし、最後まで止まることなく頑張ってました。だから三千二百メートルになってもいけると思います」

――理想の展開は?
「ペースが大事ですね。もしスローだったら、いいポジションを取りたいです。ただ、三千二百メートルはすごく長い距離。まずは最初リラックスして走らせることが必要。その時には徐々にポジションを上げる形になるかな」

――意気込みを。
「ドバイ、桜花賞、皐月賞と3週連続でGⅠを勝てました。平成最後のGⅠも勝ちたいですね。この天皇賞はフィエールマンの春の一番の大目標。皆さん、応援してくださいね」

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