【東京スプリント】菜七子コパノキッキングに立ちはだかった長雨と地元馬の意地

公開日:2019年4月11日 17:00 更新日:2019年4月11日 17:00

 きのう、大井で行われた交流重賞、東京スプリント(JpnⅢ)は多くの注目を集めた。

 そう、菜七子=コパノキッキングのコンビが重賞初Vなるか――が焦点だったが、直線でよく追い込んだものの、1馬身差届かずの②着に終わった。

 とはいえ、前売り段階ではずっと1番人気だったが、最終的には武豊=ヒロシゲゴールドに譲り、僅差の2番人気に。それで②着死守なら決して悪い内容ではない。

 今回もゲートが悪く出負けの不利。しかも、きのうの関東地方は周知の通り、ずっと雨が降り続き、大井も泥田のような不良馬場だ。コパノはJRAで“稍重”は2回、“重”を1回経験しているものの、今回のような馬場は初めてだ。

 しかも、昨夏から休みなく使われたうえに、大目標のフェブラリーSを走った後だし、初ナイターでもある。

 さらに1馬身差前にいたキタサンミカヅキは18年NARグランプリの年度代表馬。同じコースで行われる東京盃(JpnⅡ)を17、18年と連覇している強豪だ。中央に参戦したカペラS、根岸Sでは③⑨着とコパノに続けて敗れた分、今回は4番人気と評価を落としていたものの、これがまさに“ホームの利”であり“地元馬の意地”か。

 結局のところ、今回は相手の経験値が一枚上だった、ということに尽きよう。

 Drコパさんの愛馬を負かしたのはサブちゃんこと北島三郎さん。有名人馬主対決を制し、レース後、「菜七子ちゃんにも勝ってほしかったけど」と前置きしながら、「オレだって勝ちたかったんだ」という言葉が印象的だった。

①着キタサンミカヅキ(森泰騎手) 去年の年度代表馬ということもあり、大井なら譲れないという気持ちだった。きょうはやけに行きっぷりが良かったので、あえて下げることもないと前めでレースを。前を楽させてもいけないし、後ろからも強い馬が来るし、いつ追い出すかを考えながら乗った。でも、もう少し我慢してもよかったかな。明け9歳でも老いて盛んというか、まだまだ期待できるね。菜七子ちゃんを負かしちゃったけど、これも勝負なので。ごめんなさい。

②着コパノキッキング(藤田騎手) ゲート内での態勢は悪くなかったんですが、少し出負けして思ったよりも後ろからに。砂をかぶってひるむところも。直線で外に出すとよく伸びてくれたんですが、勝った馬が強かったですね。ナイターも不良馬場も初めてで慣れない雰囲気もあってか、いつもよりテンションが高かった。オーナーや先生など、乗せていただいた関係者全ての方に感謝したいと思います。素晴らしい馬ですし、この先も活躍できる馬ですよ。

村山調教師 出遅れることもある馬ですし、しっかり乗れていた。前に行ったら止まったかもしれませんから。積極的に位置を取って直線は外へ。ハマったと思ったんですが……。もう少しでした。勝ったら、かしわ記念の予定だったけど、北海道スプリントCも考えています。

③着ヒロシゲゴールド(武豊騎手) やりたいレースはできた。上位2頭が強かったね。慣れないナイター競馬と道悪で前回より馬がピリピリしていたが、重賞初挑戦でギリギリまで頑張った。メドは立ちましたよ。

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