【大阪杯】①着アルアイン、②着キセキが示した人気は4歳、馬券は5歳の傾向
公開日:2019年4月1日 17:00 更新日:2019年4月1日 17:00
アルアインの勝利は“先輩”の意地といったところか。
ファンの支持を集めたのは最強と評される4歳世代のグランプリホース、ブラストワンピースだったが、結局、後方から脚を伸ばしたものの、勝ち負けには程遠く⑥着止まり。
そんな1番人気の凡走を尻目に好位からうまく立ち回って抜け出したのが勝ったアルアイン。さらに②着キセキはハナに行くかと思われたが、4歳エポカドーロに先手を譲って2番手から。最後はこれまた4歳のダービー馬ワグネリアンの追撃を封じて、連対を死守してみせた。この①②着はひとつ先輩の5歳コンビということだ。
現4歳世代は昨シーズンから近年でもまれにみる最強世代との呼び声が高く、その分、ファンの意識もあってか、人気を集めやすい。
逆に他の世代は人気の死角になりやすいという半面も。実際、キセキは2番人気だったものの、アルアインは皐月賞のクラシックタイトルホルダーで、昨年の大阪杯③着馬でもありながら、4歳勢に隠れて9番人気にすぎず、この2頭で馬単は万馬券決着になったほどだ。
いよいよ春GⅠシリーズもこれから本格化。4歳勢に人気が集まるようなら、案外、他の世代においしい馬券が眠っているかもしれない。