【大阪杯】初GⅠ勝ちで桜に弾み 北村友の芯の強さと強運

公開日:2019年4月1日 17:00 更新日:2019年4月1日 17:00

 46度目の挑戦で北村友が悲願のGⅠジョッキーとなった。

 GⅠ大阪杯は伏兵9番人気のアルアインが好位のインでロスなく立ち回り、直線では先に抜け出した②着キセキをゴール前できっちりとらえた。馬にとってもこれは17年の皐月賞以来となる勝利である。

 デビュー14年目となる北村友はこれがうれしいうれしい“美酒”に。これまでGⅠでは09年高松宮記念=ソルジャーズソング③着、18年ヴィクトリアM=レッドアヴァンセ③着、阪神JF=クロノジェネシス②着と3度馬券に絡んでいた。

 先々週の高松宮記念では騎手人生初となるGⅠで1番人気に騎乗。だが、手綱を取ったダノンスマッシュで最初のコーナーで内側に斜行。2頭の進路を邪魔してしまい、過怠金10万円を科せられていた。仮に騎乗停止となっていたら、今回のアルアインの勝利はなかっただけに、“運”も味方にした格好だ。

 とはいえ、前年にキャリアハイとなるJRA年間90勝をマークし、さらにはフェアプレー賞をも獲得していただけに、本人はじくじたる思いだっただろう。

 どんな状況でも、気持ちの切り替えや、敗戦を引きずらないメンタルの強さはトップジョッキーに欠かせないもの。それを乗り越えて結果を残すのは並大抵のことではないが、この状況でのGⅠ勝利は今後に向けて大きな転機となりそうだ。

 今週のGⅠ桜花賞はクロノジェネシスに騎乗予定。ここまで4戦3勝②着1回と、女王ダノンファンタジーに後塵を拝したのが唯一の敗戦だ。GⅠジョッキーとなった最初の週だけに、その手綱さばきはいつになく注目したい。

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