【高松宮記念】適鞍はスプリンターズSよりアメリカ? 芝、ダート兼用ミスターメロディ次の可能性

公開日:2019年3月25日 17:00 更新日:2019年3月25日 17:00

 春のスプリント王決定戦、高松宮記念を制したのはミスターメロディだった。

「やりたい競馬ができました」

 福永がそう語ったように理想的な組み立てができていた。内枠3番からスタートを決めて4番手で流れに乗ると、直線も一切ロスのない走り。前にいたセイウンコウセイ、モズスーパーフレアの間にスペースができて、そこを楽に突き抜けてみせた。

 藤原英師も「条件が良かったと思います。良馬場で、内枠を引けましたから」と話すようにうまくいった勝利には違いない。だが、これで“夢”も大きく広がった。

 この先は普通なら秋のスプリンターズSを目標にスプリントGⅠ連覇を目指すのが“王道”。だが、藤原英師は「世界を視野に」と答えた。

 思えばミスターメロディは父が無敗の米国3冠馬ジャスティファイなどを輩出した名種牡馬スキャットダディで、母の父はデピュティミニスター。日本で走っているのが不思議なほどのバリバリの米国血統だ。

 それでいてデビューから4戦はダートで①②②①着も、その後は芝へ矛先を向けてGⅠまで制したということ。米国ダートはスピード競馬で、単なるダートオンリーのパワー型では通用しない。芝・ダート兼用のこの馬にはイメージがぴったり当てはまる。

 しかも米国競馬は左回り。ファルコンS、そして高松宮記念と左回りでタイトルを手にしているように、右回りより適性はすこぶる高い。

 ちなみに毎年、持ち回りで開催されるブリーダーズカップは昨年がチャーチルダウンズ、来年はキーンランドとアメリカ中央部の競馬場だが、今年はサンタアニタ競馬場で11月に行われる予定。

 そう、東海岸でも中央部でもなく、日本により近くて輸送時間が少しでも短い西海岸での開催なのだ。秋には世界のビッグタイトルに挑戦するミスターメロディの雄姿を見ることができるかもしれない。

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