スプリント性能がケタ違い
新スプリント王はダノンスマッシュ。
いくら短距離血統でもデビューから6F戦に全力投球する馬は数少ない。素質馬なら特にそうだ。目指すべきはGⅠ路線であり、希望を持って可能性を追求する。
スマッシュもデビューは7F戦で、4戦目にはマイルGⅠの朝日杯FSに出走。⑤着の成績を残している。しかし、3歳の春シーズンにマイル路線が不調に終わると、陣営の決断は速かった。夏の北海道シリーズでスプリント路線に転向だ。
準オープン特別を勝ち、GⅢキーンランドCで②着。さらに成長した姿が秋以降の2戦。京阪杯、シルクロードSと重賞2連勝を飾った。
京阪杯も完勝だったが、力の違いを見せつけたのは前走だ。フルゲート18頭で4角は外から6~7頭が先団へ殺到。イン5番手にいたスマッシュは直線で完全にコースをなくしていた。それを1F手前で外に持ち出すと一気の抜け出し。それも瞬時に加速したから素晴らしい。これぞ名スプリンターの走りだった。
スプリント路線はファインニードルの引退で混戦が予想された。そこへ現れたスマッシュ。新星でありながら実に強大な存在。ここも強さを再確認するだけだ。
馬券は3連単頭固定でいく。