東京本紙・外山 攻め一直線

【高松宮記念】ナックビーナス3度目の正直

公開日:2019年3月23日 17:00 更新日:2019年3月23日 17:00

 三度目の正直、本命はナックビーナスだ。

 一昨年は落鉄に泣いて⑧着なら、昨年は見せ場十分の③着。使うごとに上昇して迎える3年目は、実績、状態ともレベルアップしての挑戦だ。

 昨夏はGⅢキーンランドCを逃げ切り、念願のタイトルホルダーに。その後は徐々にデキを落として成績も下降したが、放牧で立て直された今年は、カーバンクルS②着↓GⅢオーシャンS②着。ともにモズスーパーフレアの後塵を拝したとはいえ、その中身は濃く、本番につながる走りだった。

 カーバンクルSは牝馬で58キロの酷量を背負ってのものだし、オーシャンSは短期放牧を挟み2カ月ぶり。本番へのステップという意味合いが強かった。

 前半3F32秒3の高速ラップの中、モズと互角のダッシュ力を披露。6歳になっても衰えどころか、そのスプリント力は昨年よりも上がっていると思えるほどだ。

「普通キャンターでは跳ね回って走ってる。乗るのが大変なくらい元気がいいね」

 この中間はケイコ役の田面木助手をてこずらせるほどで、陣営の思惑通り、状態面の上積みは十分だ。使い込んで本番に向かった過去2年とはそこが違う――。今年こそ頭を取る。

外山勲

外山勲

念入りな取材、ち密な分析に基づいた孤独の◎。決して守りには入らない、攻めて攻めて攻めまくる東京本紙。美浦トレセン通いはすでに20年以上になり、築いた人脈は多数。藤沢和、高橋祥、矢野厩舎には特に強い。

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