2億円の高額馬は素質も高い
前走レートの5位タイまではこうなる。
ユニコーンライオン101
クリノガウディー 101
ヒシイグアス 100
タガノディアマンテ99
シークレットラン 98
ロジャーバローズ 98
ファンタジスト 98
ユニコーンライオンで勝負する。
“クラブ馬”で募集価格は総額2億円なり――。その高額にたがわぬ走りはデビュー戦から見せた。
レースのラスト3Fが12秒0―11秒9―11秒7の加速ラップ。そんな中で、道中は2番手から直線半ばで②着馬が外から来ると、2段ロケットのように一気に加速しての締めくくり。搭載エンジンの良さが見て取れた。
続いて、同じ京都外回り千八のつばき賞へ。ここは②着止まりとはいえ、価値ある走りだ。
スタート直後とゴール直前を除けば、最大要しても1F12秒2以内。そしてラスト1Fが12秒5と時計がかかったように消耗戦になっていた。
それを[2][3][2]から直線は先頭のシーンをつくる。最後はワンテンポ遅れて差し込んできたワールドプレミアに分があったが、道中のラップ形態を思えば相当に強い競馬をしている。だからこそ冒頭のレートに。
初戦とは全く異なる流れにもしっかり対応したあたりが奥深さのある証拠。しかも、まだ2戦目でのもの。キャリアが浅いだけに、伸びシロを残しているのは間違いない。3戦目ならまだまだパフォーマンス、レートも上がってくるか。
トライアル制覇で堂々とクラシックへ駒を進める。