日曜は角居厩舎が大暴れの予感――。阪神大賞典ではシャケトラ、そして、このスプリングSではロジャーバローズが春のGⅠに向けて好発進を決める。
ロジャーはこれまで①②①着の軌跡。馬群から楽々抜け出した新馬勝ちは印象的だった。続く2戦目の紫菊賞はホープフルS②着馬アドマイヤジャスタの②着。「トモに物足りなさがある」(辻野助手)状態でも、強敵相手に善戦してみせた。
一息入れて状態が戻った福寿草特別の完勝も当然といえば当然だろう。
まだまだ底を見せていないディープ産駒は、素質の高さに加え、楽に好位を取れるレースセンスも兼備。中山千八への対応力も高いとみて中心に据える。
その前走で軽い左前挫跖を発症し一息入れることに。結果的には間隔をあけたことで、さらなる成長を促せたようだ。
放牧から帰厩後は同厩のオープン馬相手にハード調教を消化。Cウッド、坂路で金鯱賞③着エアウィンザー、さらには前記シャケトラらと併せてレベルアップを図ってきた。
同助手も「以前はジリジリと脚を伸ばすタイプだったんですが、中間はトモのハマリが良くなってきたんで、鋭く反応できるようになってます」。
13日にはホープフルS勝ちから皐月賞直行のサートゥルナーリアが栗東に帰厩。豪快に抜け出して同厩のライバルに挑戦状をたたきつける。