【弥生賞】母系の血が騒いだ? メイショウテンゲンこの先も道悪で要注意

公開日:2019年3月4日 17:00 更新日:2019年3月4日 21:49

 今年の皐月賞トライアル、GⅡ弥生賞は波乱の決着。勝ったのは8番人気メイショウテンゲンだった。

 明暗を分けたのは雨と言っていいだろう。

 日曜の中山は朝からシトシトで、午前中の時点で芝は“稍重”に変化。そして14時前には“重”にまで悪化した。3~4角のインが荒れていたこともあって、馬場はアウト差しの傾向が強くなっていた。

 そんな状態で“暗”の競馬になってしまったのが人気勢。上位人気のニシノデイジー、ラストドラフト、カントルは1~3番枠もあって道中はインを回る形に。直線は最内からカントル、ラスト、ニシノの並びで脚を伸ばそうとしたが、結局、その人気勢ではニシノの④着が精いっぱいという結果に終わった。

 それとは真逆に馬場状態が“明”に働いたのが勝ったメイショウテンゲンだ。

「お母さんもこういう馬場は得意でしたから」

 レース後にそう話したのは池添。思えば母のメイショウベルーガはGⅡ2勝を含む7勝を挙げた名牝で、不良や稍重での勝利もあった。そう、時計を要する馬場も得意にしていたのだ。

 テンゲン自身も前走のきさらぎ賞は「切れ負けしていた」と話したように、瞬発力比べでは不安があるタイプ。決着時計が良馬場の昨年より2秒以上も遅い2分3秒3だから、まさに雨は“天の恵み”だったか。

 しかも10頭立てとはいえ、大外枠で直線も外。馬場状態が比較的いいところを走れたのだから、ありとあらゆる条件がプラスに働いた快走劇だったといえよう。

 これで堂々と最重要トライアルを制して、クラシック路線を歩むことになったテンゲン。確かにパンパンの良馬場での切れ味比べになるとまだ見劣るかもしれないが、道悪やタフさが要求されるレースになれば、侮れない存在になってくるかも。

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