勝浦はニシノデイジーとタッグを組んで、07年朝日杯FS=ゴスホークケン以来のGⅠタイトルを狙って暮れのホープフルSに臨んだ。しかし、結果は③着まで。直線でなかなか進路ができず、脚を余したようなレースになってしまった。負ければ即チェンジが珍しくない昨今。乗り替わりが心配されたが、無事にコンビ継続の運びに。それだけに“今度こそ”との意気込みが言葉の端々ににじみ出る。
「いいイメージでいけます」
――ここ2週続けて攻め馬をつけています。先週の動き(ウッド5F66秒6―37秒5、1F12秒4で2秒1先着)はどうでしたか。
勝浦騎手「持っていかれました(苦笑い)。行き出しは離れていたんで良かったんですが、並んだらダメ。3コーナーで“もう行きます!”って言っちゃいました。(5F)67秒ぐらいの見当だったので、全体時計的には大きく間違っていないんですが、やろうとしたこととは違いました。ただ、順調だと感じられたのは何よりでした」
――前走時と変わったところはありましたか。
「大きく変わったところはないですかね。ただ、緩さがなくなってきたのはいい傾向だと思います。以前はハミに頼る面があったのも解消してきました」
――今週の気配はどうでしたか。ウッドで単走。タイムは69秒8―38秒9、1F12秒9でした。
「先週の失敗を踏まえて攻め馬をやろうと考えていました。慎重になりすぎて(5F)72、73秒になったらまずいなと思っていたので、70―40ぐらいでうまく収められてホッとしました(笑い)。今週は凄く乗りやすかったですよ」
――どんなイメージでトライアルに挑みますか。
「ケイコで折り合えたので、いいイメージでいけますね。先週の感じだとすごい不安だったんで(苦笑い)。ホープフルSは相手に合わせ過ぎちゃったかなって気もしてるんですよ。だから、先行して自分で競馬をつくることもありかなって思ってます。そんな器用なタイプではないし、他の馬に行かれてスローにされるぐらいなら。それに同じ失敗を繰り返してはいけないですから」
――期待しています。
「デイジー自身はGⅠでもチャンスがあるぐらいの力を持っています。なので、自分がうまく導いてやれれば。いい形で本番へ向かいたいので頑張ります」