東京本紙・外山 攻め一直線

【弥生賞】父母とも強い馬 ラストドラフト無傷で皐月賞へ

公開日:2019年3月2日 17:00 更新日:2019年3月2日 17:00

 ラストドラフトが無傷の3連勝で皐月賞へ向かう。

 その前2戦は「非の打ちどころがない」と言っていいほど。能力の高さはもちろん、レースセンスの良さも示す内容だ。

 新馬は東京千八。続く2戦目、GⅢ京成杯は中山二千。回りが左右で違えば、コース形態も大箱のほぼワンターンから、2ターンの小回りへ。まったく条件が違っても難なくクリアしてみせた。

 レース運びも新馬は中団から差しに回って、上がり3F33秒1の鬼脚。

 残り2Fのレースラップが10秒9―11秒1。これを4、5番手追走からゴール前で差し切ったから、推定で1F10秒台の脚を2回続けたことになる。母マルセリーナの桜花賞を彷彿させる強烈な瞬発力だった。

 続く京成杯は一転して積極策。

 他馬のまくりに引くことなく、残り4Fからの11秒8―11秒8―11秒4―12秒1を[2][2][1]のロングスパートで押し切った。こちらは、英GⅠキングジョージを直線早め先頭からぶっ千切りの父ノヴェリストを思い起こさせる走りだった。

「父も母も強い馬でした。クラシックが楽しみですね」とは前走後のルメール。父母から受け継いだあの脚力と自在性があれば、GⅡのここでも堂々と主役を張れる。

 中間は14日にポリトラックで5F63秒7、さらには21日にウッド6F81秒2の好時計をマーク。京成杯当時よりも明らかに攻め強化の今回は、さらにワンランク上の末脚を期待していい。

 相手本線はホープフルSで脚を余したニシノデイジーだが、穴の▲にはメイショウテンゲン。こちらも◎同様、攻め内容がきさらぎ賞⑤着時と一変。2週連続のCウッド6F追いで攻め抜いてきた。変わり身を警戒する。

外山勲

外山勲

念入りな取材、ち密な分析に基づいた孤独の◎。決して守りには入らない、攻めて攻めて攻めまくる東京本紙。美浦トレセン通いはすでに20年以上になり、築いた人脈は多数。藤沢和、高橋祥、矢野厩舎には特に強い。

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