木津のジョッキー直撃!

不惑のチャレンジ柴山ルミナスウォリアー

公開日:2019年2月15日 17:00 更新日:2019年2月15日 17:00

「うまく運べればもしかしたら」

 柴山は現在40歳。

 世間では不惑と言われる年齢だが、今も昔も競馬に対する真摯な姿勢は変わらない。それが、昨年11月下旬から活動拠点を美浦から一時的に栗東へ移していることにも表れている。

 その経緯、そして今週の土曜メインで騎乗するルミナスウォリアーについて直撃した――。

――なぜ、栗東で乗るようになったのですか。

柴山騎手「人間同じことをしていると、どうしても慣れが出てきてしまいますよね。なので、環境を変えていろいろチャレンジして刺激を与えてみようと。自分の場合、関西馬に乗せてもらうケースも多いので、馬はもちろん、関係者の方々とよりコミュニケーションを取りたいってのもあって。美浦と違った調教も数多く経験できて、勉強にもなっています。自分の出身地が大阪ってこともあり、すぐに馴染むこともできました」

――このまま美浦に帰ってこないのでは……。

「いやいや、春の中京開催が終わったら(3月24日)戻ります。勝手に行きっぱなしにしないでくださいよ(笑い)」

――それは失礼しました。先週は木曜、今週は水曜と美浦へ。ルミナスウォリアーのケイコをつけるためですね。まずは先週の感触を教えてください。

「久々にまたがったんですが、前回よりも良くなっていますね。デキがイマイチの時はハミにぶら下がって走るんですが、しっかりくわえて、しまいまで伸びましたから」

――今週は3頭併せでウッド5F69秒7―40秒3、1F13秒1を馬なりで計時しました。

「疲れが残りやすいタイプなので、あまりやりたくなかったんです。だからちょうどいい時計だと思いますよ。動き自体も良かったです。特に体のバランス、歩様もいい頃に近いですね」

――初めての三千メートル超えのレースです。

「これまで走った中で、一番近い距離である2走前の丹頂Sは長期休養明けで参考外。でも、正直、未知数なのは確か。それでも、最近は折り合いに心配がないし、血統的にはこなしても何の不思議もないですよね。うまく運べればもしかしたらと思っていますよ。時計のかかる馬場になったら、なおいいです」

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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