亀井記者の血統ロックオン

血統から導く 亀井記者の2重賞勝負馬

公開日:2019年2月9日 17:00 更新日:2019年2月9日 17:00

前走で成長力を見せたタイムフライヤー飛躍の春へ

 血統馬券の亀井記者は先週、大活躍だった。東京新聞杯の馬単2840円、3連単1万8190円、きさらぎ賞の馬単1万790円。東西2重賞をズバリ仕留めたのだ。今週の勝負馬は――。

【京都記念】 走るハーツクライ産駒は年を重ねて成長する。

 その代表例がジャスタウェイ。3歳春にアーリントンCで重賞Vがあるが、古馬になってからの伸びしろは大きかった。4歳の天皇賞・秋でGⅠを初制覇すると、5歳時にはドバイデューティフリーで海外GⅠ勝利。ワールドホースランキングで日本馬として初の1位に輝いた。

 ◎タイムフライヤーもハーツ産駒。2歳時はホープフルSでGⅠを制したものの、3歳時は⑤⑩⑪⑥⑥着と伸び悩んだ。
 しかし、このままでは終わらない。

 母系を見ると、近親にタイムパラドックス、サクラローレルなど遅咲きのGⅠ馬がいる血筋。むしろ古馬になってからが楽しめる配合なのだ。

 4歳初戦が前走の中山金杯。⑤着の着順以上に光るものがあった。

 レース序盤はいつものように後方から。これまでは、そのまま直線勝負がパターンだった。それが、向正面で一気に動いて4番手までポジションを上げると、直線もしぶとく脚を伸ばして勝ち馬と0秒2差。自ら勝ちに動いての好走はイメージを一新するもの。

 走破時計は1分59秒4。速い時計に対応できた点も見逃せない。

 ハーツ×ブライアンズタイムの配合はスタミナ+パワー寄り。スピード勝負はあまり得意ではない。タイムも芝二千メートルは過去4戦して2分0秒5が最速だった。それなのに持ち時計を1秒以上も短縮して初の2分切り。古馬初戦は復調というより、ワンランク走りが成長したとみるべき。

 前走からの1F延長もスタミナ寄り配合を思えば間違いなくプラス。春GⅠへ向け、重賞取りだ。


【共同通信杯】クラージュゲリエ頭で狙え

 ◎はクラージュゲリエ。千八、二千で勝ってきた中距離タイプのキングカメハメハ産駒だ。

 レース内容もいい。

 札幌千八の新馬戦は4角で大外を回りながら豪快な差し切り。小回りコースで②着に2馬身差をつける完勝だった。前走の京都2歳Sもラストはメンバー最速の3F33秒8。いかにも東京向きの決め手を持っている。

 母系も優秀な血筋。

 祖母のビスクドールはエリザベス女王杯など重賞4勝を挙げたトゥザヴィクトリーの全妹。母ジュモーの姉妹にもオウケンビリーヴ、アイスドールなどオープン馬がズラリと並ぶ。

 さらに、クラージュの半兄プロフェットは京成杯の勝ち馬である。

 ちなみに、トゥザヴィクトリーは母としてトゥザグローリーなど4頭のオープン馬を出しており、すべてキンカメ産駒。父とこの母系は非常に相性がいい。

 人気のアドマイヤマーズはダイワメジャー産駒で距離延長に不安あり。頭で狙うなら断然クラージュゲリエだ。

亀井辰之介

亀井辰之介

メーンレースまでの稼ぎ場をあらゆる角度から徹底的にリサーチ。ピックアップした推奨レースに鋭い視点で切り込んでタマを何倍にも増やしていく西のスナイパー。

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