木津のジョッキー直撃!

マーフィーに「強い刺激受けた」若武者・武藤が飛躍の予感

公開日:2019年2月1日 17:00 更新日:2019年2月1日 17:00

 先週まで6勝を挙げている武藤。現在、関東リーディング7位。減量ジョッキーでは首位につけている。

 そんな武藤が「強い刺激を受けました」と話したのが、先週で短期免許が終了したマーフィーの騎乗ぶりだ。

「どうしてそんなに動かせるんだろうと感じましたね。動かせるから自分から積極的にポジションを取りに行くし、対応力も凄い。ミモザイエローという馬がいい例。ボクが乗った時はゲートで出ていかなかったのに、マーフィーさんだとスッと出てあっさり。さすが世界2位だなと。でも、ボクと2歳差ですよ(笑い)。もっともっと技術を磨かないと、と思いました」

 好調でもあくまで謙虚に、それでいてあくなき探究心を持つ一面が垣間見えた瞬間だった。

 着々とトップジョッキーへの階段を上る若手有望株に、今週も面白そうな騎乗馬のオファーが集まった。

プリミエラムール「いいところを見せたいです」

 ――9R春菜賞はプリミエラムールに騎乗。デビュー戦③着以来、一貫して手綱を取っています。

武藤騎手「はい。デビュー戦は人気こそありませんでしたが、背中の感じから走りそうだなと思ってたんですよ。4コーナーの手応えが良かったんで“勝てるかも”と感じたぐらいでした」

 ――続く未勝利戦では差す形で快勝。

「スタートで前をカットされて後ろからになったんですが、上手に走ってくれて、直線でも鋭い伸び。力を見せてくれましたね」

 ――フェアリーSは⑪着ながら、勝ち馬とは0秒5差。

「ゲートが決まって先行できたんですが、戸崎さんの馬(グレイスアン)とぴったり雁行する形になって、少し力んでしまいました。その分、坂を上がって力尽きた感じでした。レース前のイレ込みがキツかったのも影響したのかもしれません。それを考えたら、頑張ってくれたと思います」

 ――今度は自己条件に戻ります。
「府中の千四はいい勝ち方をした舞台ですし、走り方から左回りの方が良さそうな気も。担当の助手さんからは“今度の方が落ち着いていて雰囲気がいい”とも聞いています。いいところを見せたいですね」

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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