木津のジョッキー直撃!

【日曜京都11R・シルクロードS】北村友が今年も好発進 ダノンスマッシュと「一緒に大舞台へ行きたい」

公開日:2019年1月26日 18:00 更新日:2019年1月26日 18:01

 北村友は最近、メキメキと頭角を現してきた。15年は29勝だったが、16年は51勝、17年は65勝。そして、昨年はキャリアハイを大幅に更新する90勝をマーク。中堅からトップジョッキーに上り詰めてきた。

 今年もすでに9勝を挙げて、全国リーディング4位。絶好のスタートを切っている。

 そんな北村友だが、まだGⅠのビッグタイトルは手にしていない。とはいえ、昨暮れの阪神JFではクロノジェネシスで臨み、ダノンファンタジーに半馬身まで迫った②着。負けはしたものの、GⅠジョッキーの称号が手の届くところへきたことを印象付けた。

 シルクロードSで手綱を取るダノンスマッシュが初のタイトルをもぎ取ってくれるパートナーかもしれない。大きな期待を持っている。

  ◇  ◇  ◇  

――夏を境に一気にスプリント路線の一角を担うようになりましたね。初めての古馬相手の重賞、キーンランドCでは②着でした。

北村友騎手「3歳馬でまだ体に緩さが残っているところに加えて、馬場も緩くて。脚長なんであんまり得意じゃないんですよ。それでも、思うようなレースはできたし、最後はいったん前に出られた③着馬を差し返して②着。頑張ってくれました」

――京阪杯では初重賞をあっさり奪取。

「枠(3番)が良かったです。内をうまく立ち回れましたからね。直線は行き場がなくなりそうでしたが、あけば脚はあるんで大丈夫だと思っていましたよ。最後はしっかりエンジンがかかってくれました」

――その後は放牧を挟んでここへ。毎週のように追い切りをつけています。
「時計はやればいくらでも出るんで、その辺りを考えて様子を見ながらやってきました。夏よりも緩さが抜けてきましたよ」

――今週の動きはどうでしたか。
「1週前にしっかり(坂路4F49秒9―12秒2)やったので、余力残しで。動きはいいし、落ち着いているのも良かったです」

――気をつける点は。
「ゲートですね。いつも速く出てるように見えますが、中でおとなしいわけじゃないんですよ」

――そこをクリアできれば、ですね。
「はい。もう一段しっかりしてくれれば、というのはありますが、ポテンシャルの高さは間違いない。個人的にも好きな馬なんです(笑い)。一緒に大舞台へ行きたいので頑張ります!」

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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