木津のジョッキー直撃!

【アメリカJCC】サクラアンプルール2つ目タイトルを

公開日:2019年1月19日 17:00 更新日:2019年1月19日 17:00

 サクラアンプルールを管理する金成師と蛯名の絆は強いものがある。

 師が調教師試験合格前に調教助手として長らく務めた矢野進厩舎に、蛯名も87年のデビューから94年まで所属。フリーに転向後も重賞を2勝(95年ステイヤーズS=ステージチャンプ、07年エフティマイア=新潟2歳S)と結果を出してきた。

 所属時期に差はあれど同じ師匠に就いて技術の研鑽に励んだというわけだ。“同じ釜の飯を食った仲”と言っても。
 サクラアンプルールが一昨年の札幌記念で厩舎に初めての平地重賞勝ちをもたらした時の鞍上も蛯名。やはり浅からぬ縁があるのだろう。

 今回、再び手綱を託されたのも、勝算があってのもの。もちろん当人も先刻承知の様子だ。

「この馬の競馬はできそうなデキ」

――2週続けて調教にまたがりました。珍しいですよね。

蛯名騎手「以前はうるさいところがあって、馬場入りをゴネたりしてたんでね。今はそんな面がなくなったから」

――先週はかなり行きたがる面を見せてました。

「イケ(以前、調教を担当していた池上助手)からも“掛かりますから”って言われてたんだ。確かに“まあまあ行くじゃねえか”って思ったよ。競馬じゃあんまり行かないのにね(笑い)」

――今週は併せ馬。ウッド5F67秒5―38秒0、1F12秒6で最後は2馬身先着。

「最初は行きたがったけど、5Fあたりからはスムーズ。直線で抜け出してからは相変わらず遊び遊び。でも、怒ったらその分伸びた。そのあたりは変わらないけど、精神的に大人になってきたなとは感じたね」

――2年前の有馬記念では一瞬夢を見ました。

「確かに直線で致命的な不利を受けなければって感じだったよな。でも、あの時は脚元がもやついたので、坂路での調整で太めが残っていたのも確か(当時プラス12キロ)。それでも、あれだけの見せ場をつくれたのは能力だよ」

――前走の有馬記念も厳しい展開ながら⑦着。

「前に行くタイプじゃない限り、大外枠を引いたらあの競馬しかない。最近、オレは大外枠を2回引いてるから(15、16年)よく分かる(苦笑い)。逆に言えば、あそこまで押し上げたのは力があるからこそだよ」

――2つ目の重賞タイトル奪取といきたい。

「今回もGⅠ馬がいて、メンバーは揃ってるけどね。この馬の競馬はできそうなデキにあるんで頑張るよ」

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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