東京本紙・外山 攻め一直線

【月曜中山11R・京成杯】ランフォザローゼス逆転V

公開日:2019年1月13日 17:00 更新日:2019年1月13日 17:00

 今回と同じ舞台、暮れの葉牡丹賞①②着馬の再戦。二千1分59秒6のレコード決着を勝ち切ったシークレットランの強さは認めるが、本命は②着ランフォザローゼスでいく。

「押さえ込まれて窮屈だったからなあ……」とは藤沢和師。そのコメント通りで、勝負どころからうまく加速できた勝ち馬とは対照的なレース内容だった。

 まずはスタンド前で両サイドから絞られて激しく接触。道中もタイトなスペースで我慢を強いられ、4角から直線も馬混みの中でアクセルを踏み遅れ……。

 それでも、ゴール前は狭い間を割って0秒2差まで詰め寄ってきたのだから高く評価できる。スムーズなら逆転もあったはずだ。

 キャリア2戦目で高速決着、さらにはタフな展開。並の馬なら崩れておかしくないところを盛り返したあたりは、祖母にエアグルーヴを持つ血の力だろう。

「将来を期待されて買われた馬。何とかクラシック路線に乗せてあげないとな」と指揮官。

 母ラストグルーヴが3億7800万円で、自身は1億3500万円。セレクトセール1歳で“億超え”の値がついた高馬に2度の失敗は許されない。

 その決意を示すようにこの中間はコース、坂路の併用で入念な乗り込みを消化。計8本の時計をマークし、万全の態勢を整えてきた。

 最終追いで感触を確かめたマーフィーも「凄くいい動きだった」と絶賛である。

 もちろん、あのきつい競馬の経験が今回への糧になるはず。春に向けてきっちり結果を出すとみた。 

外山勲

外山勲

念入りな取材、ち密な分析に基づいた孤独の◎。決して守りには入らない、攻めて攻めて攻めまくる東京本紙。美浦トレセン通いはすでに20年以上になり、築いた人脈は多数。藤沢和、高橋祥、矢野厩舎には特に強い。

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