木津のジョッキー直撃!

【日曜京都11R・日経新春杯】北村宏がVへエスコート シュペルミエール素質開花

公開日:2019年1月12日 16:50 更新日:2019年1月12日 22:38

 今年で騎手生活21年目を迎える北村宏。関東のトップトレーナー、藤沢和師の下でデビューしたこともあって、騎乗技術のみならず、師匠譲りの丁寧で将来を見据えた馬づくりには定評がある。

 14年秋の天皇賞を制したスピルバーグや、自身のGⅠ初勝利にもなった06年ヴィクトリアMのダンスインザムードはその代表格。関係者とのコミュニケーションを綿密に取りつつ、馬を育て上げる技術は超一級品だ。

 日経新春杯でも、手塩にかけて磨き上げてきた素質馬シュペルミエールで重賞取りをもくろんでいる。

「思い描いたように成長してきている」

――デビュー戦から騎乗しています。当時はどんな印象でしたか。

北村宏騎手「背中が柔らかくて素質は感じましたが、体質が弱かったですね。まだ首が据わってなくて、フォームが固まっていなかった。なのでゲートもゆっくり。スピードの乗りもジワッとで。気持ちの面も促して促してという感じでした」

――そこから間があきましたが、再び手綱を取ったのは16年の兵庫特別。快勝でした。

「成長していましたね。以前は後ろの蹴りをうまく前に伝えられなかったんですが、上手にできるようになっていました。体幹が強くなってきたんでしょう。フワッとする面を考えて、初めて着けたチークピーシズも効果がありましたね」

――菊花賞も⑥着と健闘しました。

「勝負どころで前の馬が下がってきたのが痛かった。リスク承知でインでレースを進めたんで、仕方ないんですけどね。それでも、直線に入ってからの伸びは良かったですよ」

――そこから故障などがあって、前走は1年9カ月ぶりの騎乗でした。

「久々を使った後だったんで、テンションが心配だったんですが、問題ありませんでした。最後まで集中して走ってくれたのも収穫。前向きさも出てきていました。自分は乗りませんでしたが、スタッフと相談して、前々走でチークピーシズを外したのもいい方に出たようです」

――重賞初制覇がかかります。

「先生からは“順調にきてる”と聞いています。ハンデもちょうどいい55キロ。まだ底を見せてないし、動きたい時に動けるようになったのも強み。こちらが思い描いたように成長してきているので、楽しみは大きいですよ。脚元に爆弾を抱えているので一戦一戦が勝負。いい結果を出したいですね」

本命も伏兵もドンとこい

 北村宏は先週までJRA重賞で34勝をマーク。その人気別成績を見ると面白い。次の通り。

 1人=5勝 2人=6勝
 3人=6勝 4人=4勝
 5人=4勝 6人=3勝
 7人=1勝 8人=2勝
 9人=1勝 10人=2勝

 本命サイド、伏兵どちらもドンとこい。

 昨年は共同通信杯のオウケンムーンが6番人気で単勝1360円。オーシャンSのキングハートは10番人気の大駆けで3130円。関屋記念のプリモシーンは、1番人気にきっちり応えて410円だった。

 このあたりに、いかにも“職人気質”が感じられる。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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