【シンザン記念】種牡馬ロードカナロアの武器と魅力

公開日:2019年1月7日 17:00 更新日:2019年1月8日 07:14

 アーモンドアイ、ジェンティルドンナ、タニノギムレットなど数々の名馬を出してきたGⅢシンザン記念。今年は4番人気ヴァルディゼールが直線、内から末脚を伸ばして、無傷のデビュー2連勝を飾った。

 2戦2勝での勝利はレース史上初の快挙。ただし、勝ち時計の1分35秒7は良馬場としては決して速くはなく、メンバーレベルもどこまで高かったか。

 それでも、レースの上がり5Fが、ゴールに向かって尻上がりのラップを刻む展開を差し切った点は評価できる。これからの成長も加味して、見守りたいところだ。

■2戦2勝で重賞Vのヴァルディゼールも凄いが

 それにしても凄いのが父のロードカナロアだ。

 昨年、初年度産駒のアーモンドアイ、ステルヴィオで大ブレークしたのは周知の通りだが、次の現3歳世代も負けず劣らずの逸材揃い。

 昨暮れのGⅠホープフルSを制したサートゥルナーリアはダービー筆頭候補だし、重賞勝ち馬ファンタジスト、ケイデンスコールもいる。

 14年に種付け料400万円でスタートしたのが、昨年で800万円となり、今年はさらに1500万円へと“うなぎ上り”である。

 ディープやハーツクライ産駒とは違い、2歳の早い段階からトモや腰回りがしっかりしていて、筋肉量も豊富。仕上がりも早い。そして、産駒は総じて気性も素直でオンとオフが切り換えができる。持ち前のスピードを産駒にいかんなく伝え、自身も現役時代に二千の天皇賞・秋出走のプランがあったように、スタミナ面にも融通が利く。さらに現4歳世代も3歳秋に一段と上昇したように成長力も兼ね備えている。サンデー系の繁殖牝馬に種付けできる魅力も大きく、いわば万能型の種牡馬だ。

 今年もロードカナロア旋風が吹くのは確実。種牡馬としてもトップに立つ日は、そう遠くないかもしれない。

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