東京本紙・外山 攻め一直線

【有馬記念】盤石レイデオロ 名伯楽が仕上げ名手で勝つ

公開日:2018年12月21日 17:00 更新日:2018年12月21日 17:00

 秋古馬戦線はレイデオロ&ルメールのコンビが締めくくる。

 前走の天皇賞は1分56秒8の好時計V。インパクトの点では驚愕レコードのジャパンCに譲るものの、その内容は文句ないものだった。

 春シーズンの京都記念、ドバイシーマCは道中の力みがきつかったが、その課題をきっちりクリア。キセキがつくった後半5F57秒4―3F34秒5の高速上がりにも難なく対応しての完勝だ。4歳秋にして、さらに一段階成長した姿を示してきた。

 そして今回。「オールカマーから天皇賞は短いスパンだった分、気負い気味だったけど、今回はしっかり間隔をあけたんで落ち着きがある」と藤沢和師。当時よりもさらに上のデキで臨めるのだから心強い。

「1つでも大変。2つはもっと大変。3つは本当に大変。GⅠ連戦の体調維持は実に難しい」
 天皇賞→JC→有馬と続く秋の古馬GⅠ3連戦では、シンボリクリスエスで失敗(02、03年ともに①③①着)、ゼンノロブロイで成功(04年①①①着)。酸いも甘いも噛み分けてきた名伯楽、藤沢和師のコメントはズシリと重い。

「これまでも無理遣いはしてないし、来年も現役でいくからね」
 過去の経験とレイデオロの特徴、さらには今後も踏まえ、今年はJCを飛ばして、有馬一本に備えてきた。

 おかげで余力は十分に残っている。それは1週前追いに騎乗したルメールが興奮気味にまくし立てた「ファンタスティック、コンディション!」に集約されている。

 アーモンドアイ不在の今回は他馬を見下ろせる立場。しかも、状態面はフレッシュだ。天皇賞同様、力強く抜け出して秋GⅠ2冠を達成する。

外山勲

外山勲

念入りな取材、ち密な分析に基づいた孤独の◎。決して守りには入らない、攻めて攻めて攻めまくる東京本紙。美浦トレセン通いはすでに20年以上になり、築いた人脈は多数。藤沢和、高橋祥、矢野厩舎には特に強い。

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