飯島の1日1鞍

【朝日杯FS】脚質転換で開花 マイネルサーパスが勝負駆け

公開日:2018年12月15日 17:00 更新日:2018年12月15日 17:00

「マイネル」の冠名でおなじみのサラブレッドクラブ・ラフィアンは96年マイネルマックス、04年マイネルレコルトで朝日杯フューチュリティS(朝日杯3歳S)を制しており、勝利数は最多タイ。単独トップとなる3勝目を託されたマイネルサーパスを狙い撃つ。

 気性のコントロールが難しく、初勝利を挙げるまでに時間を費やした。しかし、陣営の試行錯誤が実を結び、きんもくせい特別では能力の一端を示した。

 先頭に立つとブレーキをかけることから、後方待機策でじっくり構える形。4コーナーで大外に持ち出すと、勢いよく伸びて1分46秒2のレコードだ。着差は“鼻”でも強さだけが際立った。

「丹内がうまく乗ったよね。一気に抜け出さないようにしたのか、直線でいったん手綱を押さえてたんだ。それくらい余裕があった。ゴーサインを出した時にグッときたんで、やっぱりいいところがあるんだなって」とは担当の熊田助手。

 これで堂々とGⅠへ――。中間の調整にも余念がない。

 テンションを上げすぎないよう、速い時計は控えて本数を重ねてきた。直前の併せ馬で追いつかなかったのも、闘争心を失わないようにする意図的なもの。

「元気いっぱいだけど、ケイコではしっかり我慢できてる。うん、雰囲気は申し分ない」

 スプリンターズSを制したスノードラゴンを手掛けている腕利きが究極の仕上げを施した。

「あとは力を出し切れるかどうか。真面目に走れば、そう見劣らないんじゃないかな」
 一発の魅力は十二分にある。

 馬券は馬連7点に1000円ずつ。3連単は◎軸1頭①着流し=30点に各100円の計1万円。

飯島理智

飯島理智

関東の取材陣では一番の若手で、「1日1鞍」のコラムでおなじみ。ジョッキーだけでなく、厩務員や調教助手の知り合いは数えきれないほど。美浦だけでなく、栗東トレセンまで及ぶほど交友関係は広い。

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