木津のジョッキー直撃!

【ターコイズS】名手ビュイック プリモシーンをエスコート

公開日:2018年12月14日 17:00 更新日:2018年12月14日 17:00

 11月17日から短期免許で来日中のビュイックは今週がラストウイーク。今年の英国ダービーをマサーで制した腕達者ぶりは噂にたがわず、素晴らしいものだった。

 特に印象的だったのはステルヴィオと臨んだマイルCS。

 管理する木村師も驚く先行策に打って出て、直線ではわずかな馬群の間を縫うようにさばいてVへ。大一番での勝負強さを証明した。

 先週の時点で〈810323〉、連対率・409と超高率。鞍数に差があるので単純に比較はできないものの、歴代外国人騎手の中でもトップクラスの信頼性を持っているのは間違いない。

 そんな名手が中山メイン、ターコイズSでプリモシーンとのコンビで参戦。身元引受厩舎である木村厩舎に“もうひとつの重賞タイトルを”ともくろんでいる。

■「来年に弾みをつけられたら」

――今回の短期免許での騎乗はラストですね。振り返ってみてどうでしたか。
ビュイック騎手「日本の皆さんがとても歓迎してくれてうれしかったですね。マイルCSで念願のGⅠを勝つことができましたし。凄く楽しかったので、来年もぜひ来たいと思っています」

――充実した日々を送れてたようですね。今週は最後を飾るにふさわしいラインアップです。ターコイズSのプリモシーンはレースでは初騎乗。どんな印象ですか。
「道中、気分良く走らせることができれば、しまいは確実に脚を使えそうですね。秋華賞も負けはしましたが、いい走りだなと思いましたよ」

――今週の追い切りで初めてまたがりました。どんな感触でしたか。
「先生の指示は“直線で併せてしまいしっかり伸ばすように”と。抜け出す時の反応は素晴らしかったし、いい状態と感じました」

――どんなイメージで騎乗しますか。
「細かくは考えていません(笑い)。ただ、これまでは掛かることを気ににして馬の後ろに入れることを優先していたように思えます。自分としては彼女のリズムで運べれば、脚を使ってくれると思うので、そこを優先したいですね」

――期待のほどを。
「先生は“来年はGⅠを狙える”とおっしゃっていました。なので、このGⅢを突破口として弾みをつけられたらなと思っています」

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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