【朝日杯FS】連勝中でも人気薄 東西の穴馬に一発ムード

公開日:2018年12月13日 16:50 更新日:2018年12月13日 16:50

 朝日杯FSで上位人気を形成するのはアドマイヤマーズ、グランアレグリア、ファンタジスト。デビューから無傷の連勝で重賞ウイナーとなった3頭だ。1人→3人→2人で決着した昨年の再現があっても不思議はない。

 ただし、その昨年以外は例年、穴馬が活躍。

 14年は1番人気のダノンプラチナが差し切ったが、②着は14番人気の関西馬アルマワイオリ。③着が3番人気で3連単は13万3570円のビッグ配当となった。12年は7番人気の関東馬ロゴタイプが1番人気コディーノの追撃を首差で振り切っている。③着が3番人気で5万4880円に。

 過去10年間で5番人気以下が3勝②着4回③着5回と12頭も馬券に絡んでいる。その内訳は東が5頭、西が7頭だ。

 今年も東西の伏兵を要チェック。連勝中ながら評価が低めのマイネルサーパス、ニホンピロヘンソンに大駆けムードが漂っている。

■末脚炸裂マイネルサーパス

 マイネルサーパスは未勝利→五百万を連勝し、勢いに乗る一頭だ。

 入厩当初から陣営の評価は高かった。しかし、気性面の難しさが出て、勝ち上がるまでに3戦を費やしている。

 新馬戦は直線でステッキが入るたびに外に膨れて半馬身差届かず②着。続く中山では2番手から抜け出したところで急に突っ張って③着に。待望の初勝利もゴール前で外側に斜行……(これにより柴田大は9日間の騎乗停止)。スッキリとはいかなかった。

 これらを踏まえ、前走のきんもくせい特別では大胆な脚質転換を試みる。後方で慌てず4コーナーから外に持ち出すと千八1分46秒2のレコードで一気に突き抜けた。

 高木師は「先頭に立つとフラフラしてたので、控えてみようと。着差はわずかでも完勝でしたね。これでレースの形もある程度決まりましたよ」と明るい表情で話す。

 その後も在厩調整で、状態を維持することに専念してきた。

「あまり追い詰めないように速い時計は出さず、本数を重ねてきました。ええ、順調ですね」

 きのうは丹内を背にウッドで4F54秒3―39秒6、1F13秒5。数字以上に軽快で力強い動きが目についた。

「まだ物見をしたり、本当の力を出してないと思う。そういう意味での楽しみはあります」

 もちろん、今回も後方待機策で一発狙い。破壊力はこのメンバーに入ってもヒケを取らない。

■センス抜群ニホンピロヘンソン

 ニホンピロヘンソンはデビュー戦を4番手から1馬身4分の1差をつけて差し切り。続くもみじSはスタートで後手を踏んだものの、スッとハナへ。手応え良く4角を回り、ゴーサインが出るとエンジン全開。またまた1馬身4分の3差突き放した。

 この時のラスト2Fは10秒7―11秒5。22秒2で上がられたら、後続はたまらない。

 森崎助手が話す。

「前走はジョッキーがうまく判断してくれました。まだこれからの馬だと思うのに、2戦違った競馬で勝っている。先が楽しみになりますね」

 レース後はすぐ短期放牧へ。10月30日に戻り、乗り込みは順調だ。

 2週前の坂路4F53秒3に続いて、先週は4F51秒5の自己ベストをマーク。きのうは53秒9―12秒9で軽快に駆け上がった。

「1週前にやって、今週サッとは予定通り。体が10キロ近く増えてますが、それは成長分。ストライドも大きくなってます」

 もちろん、前走を踏まえて、中間のゲート対策も怠らない。

「戻った後、最初に練習した時はうるさかったけど、その後は大丈夫。何より落ち着いているのがいいですね。このままレースに向かえれば」

 デビュー戦は阪神で直線の急坂を克服済み。前走のしまいの伸びを見れば1F延長を苦にするとは思えない。

 違った内容で連勝はセンスの高さ。加えて、状態も上昇中。期待がますます高まってきた。

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