【香港国際競走】日本馬海外GⅠ未勝利が示すもの

公開日:2018年12月10日 17:00 更新日:2018年12月10日 20:54

ヴァーズ、マイル、カップで②着

 日曜に香港シャティンで行われた「香港国際競走」。日本からは4レースに合計9頭が出走した。

 1発目のヴァーズではゴール前は2番手から抜け出したエグザルタントとリスグラシューのたたき合いも、軍配はエグザルタントに。スプリントはミスタースタニングが連覇を決める中、日本のスプリント王ファインニードルは⑧着に沈んだ。

 マイルはビューティージェネレーションが圧倒的な強さで制して、ヴィブロスが“惜しくない”②着。そしてメインのカップもグロリアスフォーエバーが逃げ切ってディアドラがギリギリ②着に上がるのが精いっぱいという結果に。結局、3レースで連対は果たしたものの、2年連続で香港国際競走は未勝利に終わった。

 その先週で今年の日本馬の海外遠征も終了。実は11年のドバイWCでヴィクトワールピサが勝ってから、7年連続で日本馬の海外GⅠ勝利が続いていたが、今年はついにその記録がストップしてしまった。

■GⅠ以外も3勝どまり

 GⅠだけでなく、海外での勝ち鞍自体も芳しくない。前5年は3、4、4、10、4勝で、今年は3勝。そのうち2勝は韓国でのもので国際グレードレースではないから、格付けで“パート1”の国ではジェニアルの仏GⅢメシドール賞のみに終わった。

 今年は延べ42頭の出走でこの結果。昨年が29頭、16年が45頭、15年が34頭と今年が極端に少なかったわけではない。それなのに……である。

 先のジャパンCではアーモンドアイが“世界レコード”を出したように、日本馬のレベルは下がっているどころか、上がっているのは間違いない。

 ただ、香港国際競走でいえば、これまで欧州勢、日本勢にやられていたヴァーズも地元馬が勝って4連勝を達成したように底上げが著しい。日本のレベルアップ以上に、世界はもっと先に行ってるのか――。来年の海外遠征でも、簡単には勝利に手が届かないかもしれない。

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