木津のジョッキー直撃!

日本のG I初Vで有力馬の依頼殺到 ビュイック今週も魅せる

公開日:2018年11月23日 16:50 更新日:2018年11月23日 16:50

 水曜の調教後、数人のジョッキーとマイルCSを振り返った。

 一番話題になったのは4コーナーでのモズアスコットの不利だ。さまざまな意見があって興味深かったが、“超一流のジョッキーが揃えば勝負どころでは簡単にポジションは譲らない”という点では一致していた。

 そこにスローペースも重なれば、渋滞して思うような取り回しができないというのは往々にしてあり得ること。各馬に脚質という特性がある、その不利を未然に防ぐ運びをするのも、騎手の技術ということになる。

 その察知能力を遺憾なく発揮し、初コンビのステルヴィオを悲願のGⅠウイナーへ導いたのがビュイック。

 メンバーを見渡してスローと判断。それまで“差し”だったのをスタートから軽く促して“先行”態勢に。そのおかげもあって、後続が巻き込まれた不利を尻目に直線で力強く抜け出してきた。

 まさしく世界を股にかけるGⅠハンターの面目躍如の一戦だ。

 名手の腕を見込んで、今週も有力馬の依頼が殺到している。

――先週は日本での初GⅠ勝利。おめでとうございます。
ビュイック騎手「ありがとう。日本でGⅠタイトルを取りたかったんで、うれしかったですよ」

――この勢いで勝ち星を量産ですね。土曜は東京です。7Rに出走するモンテグロッソの追い切りをつけました。
「先生(木村師)は“のんびりしたタイプ”と言っていて、内容自体は任せてもらいました。道中の手応えは十分で仕掛けてからの反応も良かったですよ。息遣いがもうひとつとも聞いていたんですが、問題ありませんでした。着けたチークも効いて、いい状態だなと感じましたね」

――それでは期待できますね。メインのキャピタルSはタワーオブロンドンの手綱を取ります。
「初めて乗るんですが、先週、クリストフ(ルメール騎手)に癖を聞いたんですよ。そうしたら“掛かるけど、うまくなだめれば凄くいい脚を使う。能力あるよ”って。そのアドバイスを生かしてチャンスを狙いたいですね」

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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