【ジャパンC】勝率.366! “マジックマン”モレイラの強さ

公開日:2018年11月21日 16:50 更新日:2018年11月21日 16:50

 モレイラは今月11日のエリザベス女王杯をリスグラシューで首差の差し切り。日本での初GⅠタイトルを手に入れた。この日には2レース前の黄菊賞をコスモカレンドゥラで制し、メモリアルのJRA通算100勝も達成していた。

 14年6月8日の日本初騎乗から294戦目での到達は“超”がつく史上最少騎乗数。従来の記録はK・デザーモの460戦で、武豊でも790戦を要していたのだから、この数字には驚く。

 通算の勝率は・334。今年に至っては何と・366! 短期免許と通年の違いがあるとはいえ、あのルメールですら今年は・273。1割近い差があるのだ。

 今年の全成績は〈64 25 20 66〉。勝ち鞍と④着以下はあまり変わらず、②着と比べると約2・5倍。これは最後の競り合いでの強さを証明している。

■サトノダイヤモンドと初コンビ

 例えば、タイム差なしの接戦だった時。

 今年、ルメールは88回あり、勝利が44、②着が39、③着が4。僅差で制しているのはちょうど2回に1回という計算。M・デムーロは62回で31勝。やはり半数だ。

 では、モレイラはというと20回で13勝。初めてのGⅠ勝ちとなったエ女王杯のリスグラシューもこれに当てはまる。

 さらに、こういう数字もある。「上がり3F1位」の末脚を引き出した割合を調べてみた。

 175鞍で55回。特に芝に限れば112鞍で41回。その時の成績は〈29 7 4 1〉で勝率・707、③着内率・976という結果に。最速の上がりをマークしながら……。こんな脚を余しての敗戦が少ないわけ。

 モレイラの騎乗フォームはとにかく下半身のブレがなく、ムダがなく奇麗。直線は手綱を短く持って、拳を馬の頭に近い位置に置き、グイグイと前に押し出す乗り方だ。

 これで能力をフルに引き出していると考えたい。

 ジャパンCではサトノダイヤモンドと初コンビを組む。

 アーモンドアイの全6戦とも上がり最速には及ばないものの、ダイヤモンドは菊花賞勝ちをはじめ8回、これはメンバー中でトップ。言うまでもなく、末脚の切れで勝負するディープインパクト産駒だ。

 相性はピッタリに違いない。頼りになる“マジックマン”が切れ味を存分に発揮させれば、おのずと結果もついてくる――。

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