スタートを決めて粘り込む
ダンビュライトが高配当を呼ぶ。
秋はオールカマーから始動した。同期のダービー馬レイデオロが1番人気、皐月賞馬アルアインが3番人気。そのGⅠ馬2頭に割って入り、2番人気に推されていた。
しかし、レースはゲート内でチャカついて出負け。思ったよりも位置取りが後ろになってしまった。直線は伸びてきたものの、首差の①②着争いを演じたライバルに3馬身遅れの③着まで。
もっとも上位2頭はスムーズな競馬だった。この一戦だけではまだまだ見限れない。
陣営も今回はひと工夫してきた。
「この前は馬場入りの時から凄くテンションが高かったんですよ。それでゲートも悪かった。今度はその点を踏まえて調整。1回使ったことで前走時の重苦しさもなくなり、動けています」(生野助手)
水曜の直前追い切りはミッキーロケットと併せて坂路4F53秒5―12秒5。前走時が50秒2―12秒7とやればやるだけ出るタイプ。今回は余力を持たせてきた。プラスに働く可能性は高い。
前走でも最後まで伸び続けたように、長くいい脚を使うタイプ。東京は合うイメージがある。
過去2戦は②⑥着とはいえ、2歳秋のサウジアラビアRCが0秒2、3歳春のダービーは0秒4差だった。
当時はノンタイトル。4歳の今年、アメリカJCCで重賞初制覇。キャリアを重ね、力をつけただけに楽しみが出る。
今年のメンバーを見ると、逃げ、先行タイプがあまりいない。しかも、13頭と少頭数だ。
6枠8番からスタートを決めて、前、前の競馬。新コンビの戸崎が直線で追いまくり、粘り込みを期待する。