木津のジョッキー直撃!

【天皇賞】レイデオロ仕上がり100% ルメールがVへ導く

公開日:2018年10月27日 17:00 更新日:2018年10月27日 17:00

 先週の菊花賞は7番人気の伏兵フィエールマンが制した。手綱を取ったルメールの神がかり的なエスコートが勝利を引き寄せたレースだったといっても過言ではない。②着エタリオウとの着差はわずか“鼻”。コーナーをロスなく回り、直線でも追い出しをひと呼吸待つ勝負に出て、数センチでクラシックタイトルを奪取したあたり、今の勢いを示している。これで今年のGⅠは5勝目となった。年間最多GⅠ勝利は6勝。記録更新も見えてきた。レイデオロと臨む天皇賞も星勘定に入っているに違いない。

「最後まで続くスタミナがある」

――前走のオールカマーはドバイ以来の久々にもかかわらず快勝。振り返ってください。

ルメール騎手「スタートはいつも通りゆっくりだったけど、気掛かりだった道中の折り合いはとても良かった。ドバイでは大変だったけど(苦笑い)。3~4コーナーの反応は少し遅かったものの、ラスト200メートルは凄くいい脚を使ってくれました。パワーアップを感じましたね。まだ100%だったわけではなかったことを考えれば、いい勝ち方でした」

――今週の追い切りに駆け付けました。感触はいかがでしたか。

「普段通りでしたね。最初からリラックスして柔らかく走れていましたよ。攻め馬の前後も静かでおとなしかったです」

――1週前の追い切りでアクシデント(馬場に脚を取られて直線で減速)がありましたが。

「心配でそこに注意して脚とバランスに気をつけましたが、問題ありませんでしたね。トモの運びも大丈夫でしたよ。ホッとしました」

――舞台は府中の二千メートルです。

「ぴったりの舞台だと思います。エンジンのかかりが遅いところがあるので、長い直線は彼にとってとてもいいと思います」

――どのようなイメージで乗りますか。

「まだプランはないですよ(笑い)。ただ、スタートがあまり速くないので、流れる展開にはなってほしいですね。最後まで続くスタミナがありますから」

――強敵揃いです。

「そうですね。今年のメンバーではコンディションを100%にしないと勝てない。そう思って仕上げてきましたよ。レイデオロもそれに応えてくれて、素晴らしいデキになってくれた。体つきも調整してくれて。だから大きなチャンスだと思います。勝ちたいですね」

9月以降は重賞〈9211〉

 今年は先週までJRA重賞に51回騎乗して〈178323〉。勝率・333、連対率・490、③着内率・549だ。

 JRA入りした15年は9勝、16年は13勝、17年は14勝。すでにキャリアハイとなっている。

 月別に勝ち鞍を調べると、1月=0勝、2月=1勝、3月=1勝、4月=2勝、5月=2勝、6月=1勝、7月=1勝、8月=0勝、9月=4勝、10月=5勝。

 秋になり、一気に量産態勢に入った。9月以降は紫苑Sのノームコアから始まり、菊花賞のフィエールマンまで13戦で〈9211〉だから凄い。

 ルメール抜きの馬券は考えづらい。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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