負けない競馬 薮中泰人の馬券塾

【天皇賞】今週こそミルコだ スワーヴリチャード“1強戦”◎

公開日:2018年10月27日 17:00 更新日:2018年10月27日 17:00

「正統派ディープの天才ホースやで」

 新谷記者と夏前に話していたフィエールマンが菊花賞を制した。初距離、休養明けなどの常識論に押されて4番手の「注」しか打てなかったが、◎エタリオウが②着だから良しとすべきなのか。

 それにしても大魚を逃した◎。これが1勝馬の弱みだろう。勝利に飢えているのは騎乗したM・デムーロも同じか。ルメールにおめでとうと言われた直後の鼻差負けだからショックが大きい。その仇は盾で晴らす。

 今週こそはM・デムーロが勝つ。◎はスワーヴリチャード。

 素晴らしい仕上がりだ。

 もともとテッポウは利くタイプだが、今回は気持ちを込めて攻め上げてきた。2週前時点ではまだムダ肉が目立った。しかし、追い切った後、気配が一変。見事に馬体が引き締まってきた。

 だからだろう。1週前追い切りは超抜の動き。併走馬を4馬身も千切り7Fを追ってさえ、6Fは78秒9の猛時計。そして今週も併せスタイルで緩めなかった。

 1F地点でも先行2頭より2馬身後ろにいた。とはいえ、手応えの差は歴然。頭差まで詰めたところがゴールだった。もちろん、追っていれば、一気に抜き去っていただろう。春の金鯱賞を7とすれば9・5ぐらいまで仕上がった。いきなりはじけるスワーヴだ。

 舞台条件もベスト。パーフェクトに近い成績を残す左回りコース。初マイルに戸惑った春の安田記念でもタイレコード決着の0秒1差。スピードにスタミナを問われる二千メートルなら“1強戦”にする予感がある。

 根拠は春の大阪杯だ。 出遅れて1角はブービー。前半スローの流れを思うとノーチャンスだった。それを5F手前から大外をまくって3角で先頭。そのまま押し切ってみせた。

 相棒への信頼も厚いミルコが今週こそ決めてみせる。馬券は3連単で勝負だ。

 上がり4F45秒3も凄いが、5Fは驚異の推定56秒5。これだけの脚力を出せる馬はまずいない。

薮中泰人

薮中泰人

競馬予想家としてこの道40年オーバー。そのうち、本紙予想は30年以上も経験。ゲンダイ競馬ファンにはお馴染みの西の重鎮で、馬を見る目は今もなお冴えわたっている。

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