【天皇賞】今年のトレンド? ブッツケ組に要注意
公開日:2018年10月26日 17:00 更新日:2018年10月26日 17:00
先々週の秋華賞はアーモンドアイ、先週の菊花賞はフィエールマン。どちらも休み明けでの勝利だった。
周知の通り、アーモンドアイはオークス以来でおよそ4カ月半ぶり。フィエールマンはラジオNIKKEI賞②着からの直行で、こちらは3カ月半ぶり。ともに異例のロングシュートを決めたことになる。
秋の天皇賞でこのパターンは安田記念③着以来のスワーヴリチャード、宝塚記念①着以来のミッキーロケット、④着のヴィブロスだ。
スワーヴのように、安田記念からのブッツケは過去30年間で9頭。99年エアジハードが③着、16年リアルスティール②着が目立つ程度で、勝ち馬はまだいない。
では、宝塚記念からではどうか。1年間で多くて4頭、年によってはゼロのこともあるが、6勝②着5回③着4回と15頭も馬券圏内に来ている。
古くは88年タマモクロス、90年ヤエノムテキ。その後も03年シンボリクリスエス、07年メイショウサムソン、10年ブエナビスタ、17年キタサンブラックが先頭ゴールを果たした。
ちなみに、昨年の②③着サトノクラウン、レインボーラインも全く同じで宝塚から。馬券圏内を独占している。
振り返れば、今年の夏は記録的な猛暑だった。
9月あるいは10月初めから始動するとなれば、暑い最中にトレセンに帰厩し、調教を始める必要がある。逆にブッツケなら、暑い時季に無理をせず、秋になって涼しくなるのを待ってから立ち上げられる。
これが秋GⅠシリーズの“トレンド”かも。スワーヴは1番人気が濃厚だが、少し陰に隠れた形のミッキー、ヴィブロスも要注意だ。