神戸新聞杯では最速の上がり
今週はミルコの番。勝つのはエタリオウ。
夏の上がり馬がやけに多い今年、実はダービー組も春より成長している。とりわけ前哨戦②着の後、もうひと成長あったのがエタリオウだ。
胴が伸び、いかにも長距離型にシフトしているが、前走を使って気配そのものも一変した。
馬体の色ツヤの良さはもちろん、引き締まった中に筋肉が浮き出す抜群のプロポーション。これほど変わるとは驚きだった。さすがはGⅠ9勝の友道厩舎。本番への仕上げは実に巧みである。
癖のあるステイゴールド産駒で、再三指摘されるのが集中力のなさ。それゆえチークピーシズにブリンカーと、馬装に工夫を凝らされていた。
レース面で転機になったのがダービーだ。
徹底したラスト重視の乗り方。これが当たった。自身最速の33秒5の上がりで0秒2差まで迫った。
この戦法を受け継いだ前走の神戸新聞杯でも、一頭目立つ末脚で②着。もちろん最速の上がりで、ラスト重視だと集中力が途切れない。
M・デムーロが連続騎乗するのは強みだし、今年は先行馬が多くスローにはならない。展開もはまる。
1勝馬初の菊花賞Vが現実になる。馬券は単勝、馬連に3連単で勝負。