3冠馬アーモンドアイの1強だった牝馬GⅠと比べて、牡馬クラシックは激戦が続く。皐月賞が7人→9人→8人の決着なら、ダービーも5人→4人→16人と荒れた。
菊花賞も伏兵が食い込む余地がある。◎メイショウテッコンで波乱馬券に挑戦だ。
前哨戦のGⅡ神戸新聞杯で魅力ある走りを見せてくれた。
スタートで外からかぶせられ、そのはずみで内の馬と接触。ややエキサイトしながら1角までにハナへ立ったが、2角の進入時には早くも冷静さを取り戻す。
直線に向いても、ワグネリアンに並びかけられると、盛り返そうとするシーンも。結果は③着だが、菊花賞へ大いに期待を持たせる内容だった。
父マンハッタンカフェは01年の優勝馬。内在するスタミナは言うまでもなく、京都外回りで①⑤①着と実績を出しているのも強みだ。
ラスト1冠へ、最終追いにも工夫が見えた。
「前走時は馬なりでしたが、今週は4角手前で少し気合をつけました。前走が3~4角で加速し切れなかったし、そこの部分を強化するイメージです」は中塚助手。
逃げにこだわらないのは2走前Vが示す通り。そう、狙いは2周目の下りを利したロングスパートだ。仕上げも究極なら大いに脈がある。
2014年の毎日王冠では55万5600円の読者プレゼントに成功。専門紙出身の幅広い人脈と軽いフットワークで本命戦から大穴決着まで、どんなレースでもどんとこい。魂のこもった予想を見せる関西の本紙担当。