ローズSの22万馬券をズバリ
血統馬券の亀井記者は前哨戦のローズSの3連単22万2880円を◎▲△でズバリ。アッと言わせた。もちろん、本番も仕留めるつもりだ。注目の狙い馬は――。
父ディープ×母父スピードタイプは秋華賞4勝
◎はディープインパクト産駒のプリモシーン。
ディープ産駒が桜花賞、ダービーと並び、最多の4勝を挙げるGⅠが秋華賞だ。この勝ち馬4頭には共通点がある。
母の父がベルトリーニ(ダンチヒ系)、フレンチデピュティ(デピュティミニスター系)、ゴールドアウェイ(ヌレイエフ系)、マキャヴェリアン(マイラー型ミスプロ系)とスピード勝負に強いタイプだったこと。
一方で、同産駒でもキングカメハメハにアカテナンゴと持久力タイプの母父を持つデニムアンドルビーとビッシュはともに1番人気で④⑩着。京都内回りの舞台で求められるのは、根幹に流れるスピード能力の高さと言える。
その点、プリモの母父はダンチヒ系のファストネットロック。豪州リーディングサイアーにも輝いた名スプリンターである。ダンチヒ系は父ディープとも相性が良く、ノーザンダンサーの多重クロスを持つ配合は、12年のジェンティルドンナと同じだ。
プリモはここまで全6戦がマイル戦。距離への対応がカギとなる。しかし、母モシーンは豪GⅠ4勝馬。マイルGⅠ2勝のスピードタイプだったが、実はGⅠ初制覇は二千五百のクラウンオークス。②着に9馬身差の圧勝だったように、距離をこなせるマイラーだった。
そう、娘も初の二千を克服する可能性は十分。強靱な末脚で大物食いをやってのける。
牝馬3冠に挑むアーモンドアイは○評価。
休み明けに加え、距離短縮がその理由。父ロードカナロアはGⅠ初勝利となった4歳のスプリンターズS以降は8戦7勝(GⅠ6勝)とほぼ完璧な成績だった。そんな中、唯一②着に敗れたのが13年のセントウルS。安田記念から3カ月ぶりの距離短縮で取りこぼしている。
産駒も同様にダノンスマッシュが千六の朝日杯FSから千四のファルコンSで1番人気を裏切る⑦着。先週の毎日王冠ではステルヴィオがダービーからのローテで②着。千八3戦目で初めて土が付いた。久々+距離短縮はカナロア産駒も不得手とする可能性がある。取りこぼしがあるなら今回だろう。