調教を工夫して本来の走りを取り戻した
本命はソウルスターリングだ。
3歳春のオークス勝ち後は6戦未勝利だが、前走のGⅢクイーンSでは先行策から③着粘り込み。ようやく上昇の兆しは見せてきた。
その後は函館を経由して、8月12日に美浦に帰厩。2カ月も在厩調整で乗り込んできたのは陣営の完全復活にかける熱意を示すものだ。
その調整では右チーク、リップネットといった馬具の使用に加え、中間の調教では坂路を多用。今回と同じ左カーブのコースで、クイーンSで見せた右にもたれる面を入念に矯正してきた。
その効果が表れたのがウッドでの最終追い。右側が開けた外ラチ沿いを真っすぐ駆け抜けた走りは迫力十分。目下の状態の良さも感じさせる好調教だった。
ならば今回は能力全開。絶好の狙い目だ。