大谷のメイン縦横無尽

【月曜京都11R・京都大賞典】ウインテンダネス 父カンパニー譲りの成長曲線だ

公開日:2018年10月7日 17:00 更新日:2018年10月7日 17:00

ジャパンC以外で初めて〝聖域〟に突入

 ウインテンダネスの重賞連勝にかける。

 日本を代表するトラックの府中二千四百メートル。89年にホーリックスが2分22秒2の世界レコードをマークすると、05年アルカセットは2分22秒1、09年ウオッカが2分22秒4と、昨年までに3度マークされた2分22秒台はいずれもジャパンCでのもの。

 そんな“聖域”ともいえる22秒台を条件戦でマークしたのが、今年5月緑風Sのウインだ。

 前半5F通過が61秒6のスローだったにもかかわらず、後半5Fを57秒5でまとめて2分22秒9をたたき出した。

 ただし、当日はメインの京王杯SCも千四1分19秒5のレコード決着。個人的にはウインの記録も高速馬場だったことを示す材料程度の扱い。そう高く評価していなかったことが間違いだと思い知らされたのが、前走の目黒記念だった。

 今度は好位に控える形から、直線を向くと前が壁。内、外からも囲まれたため進路を切り替えられず、追い出しを待たされることに。

 それでも、1F標手前で前があくと、馬混みを割って力強く差し切り。宝塚記念でも③着に善戦するノーブルマーズに4分の3馬身差をつけて、重賞初制覇を決めた。

 この時の勝ちタイム2分29秒7もレコードに0秒1差の優秀なもの。緑風Sの記録が高速馬場の恩恵だけではなかったことを、身をもって証明している。

 それにしても、以前はジリ脚で詰めの甘さが目立っていたのが、5歳にしてこの変わりよう。8歳秋にGⅠ連勝でキャリアを終えた父カンパニー譲りの成長曲線ということか。

 迎える秋初戦のここは開幕週の絶好馬場。長距離の高速決着に対して異能ぶりを見せているウインには、願ってもない舞台といえよう。大物食いで秋GⅠ戦線の台風の目になる。

 3連単は強気に頭固定で。馬単はサトノ、シュヴァルのGⅠ馬2頭に厚く張りたい。



【月曜東京11R・グリーンチャンネルC】

 テーオーエナジー◎。

 先週のシリウスSをオメガパフュームが勝ったように、ハイレベルな今年の3歳馬。交流重賞の兵庫CSで5馬身差のワンサイド勝ちを決めたテーオーも、間違いなく世代上位の一頭だ。

 母の父クラフティプロスペクターからも、前走JDダービーの二千メートルは長かった印象。それでも②着だったオメガとは0秒2差の⑤着と崩れなかった。

 今回は古馬相手とはいえ、千四への距離短縮は魅力。斤量差も生かして力強く抜け出してくる。

大谷剣市

大谷剣市

本命、大穴決着どちらもドンとこい。縦横無尽にメーンを斬りまくり。トレセン取材からデーター分析まで様々な視点で勝ち馬を導き出す。堀、相沢厩舎などを担当。ジャッジは的確だ。

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