【セントウルS】ファインニードル連覇 昨年とは全く違う次への“余裕”

公開日:2018年9月10日 17:00 更新日:2018年9月25日 13:55

 秋競馬開幕メインは東西ともに1番人気の勝利――。

 阪神の「サマースプリントシリーズ」最終戦、GⅡセントウルSを勝ったのはファインニードルだった。

 開幕週の阪神は秋雨前線の影響で雨。土曜の芝は終日“重”。日曜は“稍重”に回復してスタートしたが、午後から雨量が多くなって、メイン前には再度“重”馬場に。フロックが介在してもおかしくない条件下で、終わってみれば道中6番手から余裕十分。最後までノーステッキのまま1馬身半差で、ゴール前は流していたほどだから、この馬の強さだけが目立ったということだ。

 これでセントウルSはゴールデンキャスト(04、05年)に続いて史上2頭目の連覇になったが、昨年時とは状況が全然違う。

 昨年は重賞初制覇をもくろんで夏小倉の北九州記念に出走したが、直線はスペースがなく、追えない不利があって⑤着に敗れた。賞金加算はならず、次はここへ。当時は収得賞金2100万円。スプリンターズSに出走するには賞金加算が必須で、結果を出さなければいけない“あとのない戦い”だった。本番では余力がなかったか、⑫着に終わっている。

 それが今年は春の高松宮記念も制して、王者の戦い。戦前から管理する高橋義忠師も「ここをたたいて次へのイメージ」と、完全にスプリンターズSで完調にもっていくイメージでの仕上げだ。

 それでいて横綱相撲、しかも接戦にもならなかっただけに、次への“余裕”が全く違う。

 しかも、雨馬場での昨年より2キロ重い58キロ、外枠、海外遠征帰りのハンデをかかえながら。この勝利は春秋スプリントGⅠ制覇に向けて絶好の内容だったといえよう。

 なお、これで終了した「サマースプリントシリーズ」は第2戦のCBC賞、第4戦の北九州記念と2勝を挙げたアレスバローズが合計20ポイントで優勝となった。

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